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バンクーバー島の保存車両を探せ! その7 【2015/02/07~08】

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ナナイモから19号線道路を走って行って、次に辿り着いたのはパークスビルParksville。



ここにE&N鉄道のパークスビル駅があります。やはりカナダ太平洋鉄道の標準デザイン。
訪れた時は開いてなかったですが、廃線後駅舎は土産物屋として使われているようです。



VIA鉄道の看板も残っています。



線路側。廃線跡なので普通に線路なうできますね。
建物左半分は信号所か何かの設備のような雰囲気でした。
プラットホームは駅舎分の長さしかありません。



留置線は2本ありますが長さはそれほどでもないです。本線と違って草もボーボー。



この駅最大の特徴は、ここを境に線路がふた手に分かれるジャンクションであることです。
左側のまっすぐ延びている線路は去年12月に訪れたポートアルバーニへの支線、右にカーブしている線路はコートニーへと続く本線です。
本線側が分岐するというのもおかしな配線ですね。もしかしたらポートアルバーニの方が元々は本線だったとか?



駅はダウンタウン内に建設されることが多いですが、パークスビル駅はダウンタウンから離れた位置にあります。ジャンクションとしての機能が優先されたのかな?



駅舎の他に給水塔も保存されています。看板として用いるために道路脇に移築されたと思います。



道路に立てられているVIA鉄道の看板も残っていますね。これはさすがに撤去したほうがいいんじゃ。



パークスビル駅を去ったら、今度は19A号線を進みます。19号線はハイウェイですが、19A号線は一般道を走る旧道です。今回は出来るだけ旧道を走りながら運転するというスタンスです。
で、辿り着いたのがクアリカムビーチ。浜辺が見えたのでふらっと寄りました。



カモメの群れ。



あの鳥はなんだろうな(調べない



ベンチに腰掛ける老夫婦。
カナダはのんびりしていて本当にいいところ。

浜辺を見ただけで、前も見た蒸気機関車はパスしました。実はちょっと時間が押している。



さらに北上して、コートニー市Courtenayに入ります。ここで情報収集のため観光案内所に立ち寄ります。



そしたら、CT-114練習機「チューター」が保存されているのを見つけました。バンクーバーの航空博物館で見たものを同じ機種で、塗装も同じカナダの曲技飛行隊「スノーバーズ」のものです。こんなところにもあったのね。



これは5番機。
ところでCT-114ってスノーバーズの現用機なわけだけど、保存してある機体はどこから持ってきたんだ?



観光案内所で手に入れた情報を頼りに訪れたのはここ。その名も「日系の墓」。
明治時代あたりに出稼ぎでこの辺りの炭鉱で働いていた日系人の共同墓地です。



こんな感じになってます。



もう一箇所、コートニーに保存されている蒸気機関車を見ます。Comox Logging & Railway #2 "Deuce"です。1960年ボールドウィン製の2-6-2Tプレーリーです。
金網が全周に張られているのでこんなお写真に。



反対側はこう。金網が入るのは仕方ないじゃん。

では今日の最終目的地へ。


最終回へ→

バンクーバー島の保存車両を探せ! 最終回 【2015/02/07~08】

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最後にやってきたのはコモックス空軍基地CFB Comox。カナダ空軍が駐留している他、民間のエアラインも乗り入れています。
ゲート前に保存されているのはCF-101B戦闘機「ブードゥーVoodo」。マクドネルのF-101のカナダ版です。防空用の迎撃機として使われていました。
この機体は第409飛行隊所属だったもので、塗装はカナダ空軍60周年記念塗装"Hawk One Canada"です。記念塗装って自衛隊じゃ聞かないから新鮮。
偶然グーグルストリートビューを見ていたらこれを見つけてしまったのが運の尽き。F-101という見たことのない戦闘機ならば見に行かなければということでここまで足を運んだわけなのでした。アメリカ以外だとカナダと台湾でしか採用されていなかったのでまあまあレアかと。
思ってたよりもデカいです。機体デザインも好みな方ですし、プラモ作るかな。



CF-101の向かいにはコモックス空軍博物館Comox Air Force Museumがあります。ここにも行きましょうね。



こんな感じのパネル展示が主ですよ。



風船爆弾。おおっ、ここにもあったか!
風船爆弾の構造とかそれを迎撃したカナダ軍の活躍とかが展示されています。



ビクトリアに保存されている風船爆弾はバラストを繋いでおく輪っかだけでしたが、ここの個体はそれ以外に風船ガス開放バルブもあります。
風船の高度が上がりすぎた時にこれでガスを開放して高度を下げます。よく出来ているんだなぁ。



さらに風船の断片もあります。貴重な展示物だ、ありがたや~^。素材は和紙と蒟蒻糊と一見ローテクに見えますが、太平洋横断に耐えうる性能を持っているのはここに展示されているものを見れば一目瞭然。連合国側もこの風船の素材、特に糊の素材は最後まで分からなかったようです。まあ蒟蒻だもんな、想像もつくまい・・・。



曲技飛行隊「スノーバーズ」のパイロットスーツ。8月に行われるエアショーにも飛来するそうだな?(おっ



エンジンの整備員。
他にもちょこちょこありますがこの辺で。



この博物館、屋外展示もあるのですが、中に入れるのは4月から10月まで。今は2月なので柵の外からしか見れません・・・。とは言っても、大抵の機体は外からでも充分見れます。
こちらはCF-101B。一般塗装ですね。赤白のラインがいいアクセントになっていてよいですな。



CF-100 Mk.5 "Canuck"。カナダ唯一の国産迎撃戦闘機です。Mk.5は高高度戦闘仕様で、主翼の大型化や武装をロケット弾のみに絞るなどの変更が行われています。



CS2F-2 "Trucker"
グラマンの対潜哨戒機S-2をDHCが生産した機体。S-2は海上自衛隊にも配備されていました。確かに鹿屋で見た覚えあるわ。



C-47 "Dakota Mk. III"
ダグラスDC-3の軍用機版です。元々の愛称は「スカイトレイン」ですが、イギリス製の機体は「ダコタ」と呼ばれていました。
C-47が見れて満足。



CL-28 "Argus Mk. I"
カナディア製の対潜哨戒爆撃機です。潜水艦絶対殺すマン。



CF-104 "Starfighter"
おまたせいつもの。これはカナディア製です。塗装は何かの記念塗装なんだろうな。YF-16/CCVみたい。

まだ他にもいますが今回は適当にこのくらいで。多分また紹介することになる(おっ
では最後の目的地へ。



E&N Rail Courtenay Station
本日の終点、コートニー駅、E&N鉄道の終着駅です。
終点らしく立派な駅舎が建っています。これでE&N鉄道の駅舎のある駅は恐らく全て周れたことになると思います。やったぜ。ただし、ビクトリア駅は既に解体されていたのでこれだけは訪問が叶わなかったわけですが。



看板類。末期はビクトリアからここまでRDCが一往復だけという超ローカル路線でした。



終着駅の割に線路は寂しいです。貨物の取扱はここでは行っていなかったようです。



駅からさらに向こうへ線路が延びています。ですが、本線と機回し線くらいしかないですね。
地元民が揃って線路なうしているので自分もついていきます。



最終的にはぷっつりと線路が途切れていました。ここがビクトリア~コートニー234kmの終点。
車止めは申し訳程度に土が盛ってあるだけであっけないものでした。この先に線路があった痕跡もなく、長らくここが終端だったようです。



末端から線路を眺めます。ビクトリアからここまで、遠くに来たもんです。東海道線だと東京駅からだいたい掛川駅くらいまでの距離だそうですね。
何やら、一部区間で運行を再開させるなんて噂もあるようですが、うんまあ期待しないで待ってみます。でも乗れたらいいなぁ。

これで見るものは全部見ました。あとはハイウェイを走ってレンタカーを返却しに戻りました。途中、直線の続く道で制限120km/h区間があって、ここぞとばかりに飛ばしましたwなお燃料。
というわけでこれでおしまいです。はい。



最後に、今回の保存車巡りマップです。旅行時の参考になったらと幸いです。こうやって整理してみると結構周ったね。
ポートアルバーニに行った時に周った車両は抜けているので、そのうち全部まとめた地図を作るかもしれません。

反撃!第二次CV作戦 ダイジェスト版

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先日ブログでも記したコモックス空軍基地でコモックスエアショーが開催されましたので、これに行ってきました。
会場まではレンタカーを使います。借りたのはトヨタ「カローラ」。ハンドルとペダルがすごく軽い。



会場に着きました。基地へのゲートは空軍博物館のエアパークの隣にあり、園内も開放されていたので前回は撮影できなかった機体群を撮影します。
これはT-33ですね。



基地に入るとまずは地上展示機たちが出迎えてくれます。最初に目に入るのはB-52H戦略爆撃機です。カナダ軍の機体ではなく、アメリカ空軍からのゲスト機。初めて見る機体に感動です。
米軍からは他にF-16C戦闘機とMH-60Tヘリが展示されていました。



カナダ空軍もCT-156練習機の他にCF-18B戦闘機、CC-177輸送機などなど・・・。多すぎてゆっくりと見て回る事ができませんでした。



古典機も展示されています。



基地の滑走路は民間機との共用で、時折旅客機がやって来ます。小松基地みたいなものですかね。なのでこのように旅客機と戦闘機の並びを見ることが出来ます。



11時から飛行展示が始まります。トップはT-28練習機。会場内を飛び回ります。
惜しむらくは天気です。時々小雨も降るくらい低い雲に覆われていてとても悪いコンディションでした。



Super Dave Mathiesonのアクロバット飛行です。ロールや失速からの急降下などの曲技で観客の舌を巻かせました。
特に驚いたのが写真の飛行で、90度ロールして尾翼を少し地面に向けたまま水平飛行するというもの。写真だと全然伝わらないですが、この体勢のまま左へ向かってまっすぐ飛んでいます。お前の飛び方はおかしい。



Gene Soucy Airshows "Sky Walker"です。これはなんといっても、主翼に人を乗せたまま飛行するというキチガイさに尽きます。その上で激しいマニューバを行うんですからマジキチです。



CJ-6。中国の昔の練習機です。以前にビクトリアで飛んでいるのを見ましたが、それと同じ個体だと思います(ブログ未執筆)。
こういう古典機が飛行するのが北米のエアショーの魅力。いいぜ。



そしてカナダ空軍の曲技飛行隊「スノーバーズ」の登場です。CT-114練習機9機という大所帯です。
その緻密な編隊飛行は見事の一言でしたが、技のレパートリーの少なさが減点・・・。フォーメーションは何種類かありましたが、終始9機編隊による密集飛行のみでした。もっとブルーインパルスのようなものを想像していたので、ややガッカリ。密集隊形からのブレイクとか3機編隊3個の合わせ技とか無いのかなぁ。
ただ、少しだけ青空が見えてきたとはいえ未だ雲が低いコンディションゆえに全力を出し切れなかったという可能性はありますので、次があれば快晴のもとその演技を見てみたいです。



B-25爆撃機とT-6練習機による編隊飛行。
B-25は第二次大戦時のアメリカの爆撃機です。それが飛行しているんですから、やはりすごいなこの国は。



CC-115「バッファロー」の展示飛行。DHC-5の軍用機版です。高い変態STOL性能を見せてくれました。



展示飛行も終盤に差し掛かると会場上空はほぼ快晴になり、曇天を理由に展示飛行しなかった機体が飛行を始めます。
まずはグライダーの滑空飛行。グライダーの固定観念をぶち壊す飛行をしてくれました。グライダーで宙返り・・・。



ソ連のYak-55(赤い方)とYak-18T(白い方)の展示飛行。



スカイホークスのパラシュート降下。自衛隊の空挺団みたいなものかなあと思っていたらそれ以上でした。
アクロバティック☆国旗掲揚。そしてジョークに一瞬国歌が流れる。会場の観客が慌てて帽子を外して立ち上がったのが面白かったです。



トリはCF-18のデモ飛行。うるさいと評判のF/A-18系の機体ですが、本当にすごくうるさい。
戦闘機でもこんな動きができるのかと感心しました。低速域での性能の良いCF-18ならではの動きでしょうね。

以上です。
とても楽しかったです。今までで最高のミリタリーイベントでした。さすが本場のエアショーだ。他の基地のエアショーにも行きたくなってきたね。
なお本掲載(

北米project ~Advance to U.S. その25 【2014/12/19~24】

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「隼」の隣には見覚えのある色をした戦闘機が。



General Motors (Eastern Aircraft Division) FM-2 "Wildcat"
アメリカ代表その2。アメリカ海軍で運用されたグラマンの艦上戦闘機で、以降トムキャットまで続くグラマン戦闘機のキャットシリーズの最初の機体です。
珊瑚海海戦、ミッドウェイ海戦、ガダルカナルの戦いなどの太平洋戦争序盤で日本軍と戦闘を繰り広げましたが、日本海軍の零戦に主要性能全てが劣っていたため歯が立たず苦戦を強いられました。
1943年5月、グラマンはF6F「ヘルキャット」の生産に集中するためF4F「ワイルドキャット」の生産を終了しましたが、ゼネラルモーターズの航空機部門イースタンエアクラフトが生産を引き継ぎました。グラマンが生産した機体の型式番号は"F4F"ですが、GM製の機体は"FM"と名付けられました。同じ機体でも製造メーカーの違いで型式番号がまるで異なってしまう当時のこの命名規則はなかなかややこしいです。
このFM-2は、従来機に比べ軽量化した機体に大出力のライト「サイクロン」R-1820エンジンを搭載したため性能は向上しており、特に飛行甲板の短い護衛空母での運用に適した機体でした。



よく戦争の話を聞くと「グラマンがーグラマンがー」という言葉を耳にしますが、だいたいこれかヘルキャットでしょうね。もしかしたらコルセアも・・・。
スリムなアメリカ陸軍機と違って太くて頑丈そうな印象のあるアメリカ海軍機です。主翼の折りたたみ機構も複雑そう。



もう片側の主翼は展開されています。



尾翼にはラッキークローバーのマーキング。



Goodyear FG-1D "Corsair"
アメリカ代表その3。F4Fなどに代わる艦上戦闘機の新型として開発されました。
当時としては破格の性能を誇るプラット&ホイットニーR-2800「ダブルワスプ」2250馬力エンジンと、それを充分に発揮するための大きなプロペラを装備します。また、プロペラと地面とのクリアランス確保と前下方視界確保のため逆ガル翼が採用されています。太平洋戦争のほか、搭載量に余裕があったため朝鮮戦争でも対地支援用の戦闘爆撃機としても活躍しました。
博物館の機体は1945年グッドイヤー社によるライセンス生産機です。元の開発社はチャンス・ヴォートで、型式は"F4U"。ドッグイヤー製は"FG"の型式です。ややこしい。というか、同時期にF4F「ヘルキャット」とF4U「コルセア」が存在するもんですから困ったもんですね。ああ紛らわしい。
大戦中は空母「イントレピッド」に配備され、戦後は予備役へ。1950年7月に他のコルセアとの空中衝突事故を起こし、幸い致命的な損傷はなかったものの機体はワシントン湖に不時着水。そのまま30年間湖の底に沈み、1983年に湖からサルベージされて復元されました。



アメリカではすごい人気のある戦闘機コルセア。自分は最近まで知りませんでした。逆に日本で知名度の高いヘルキャットはアメリカでは人気無いそうです。
これも主翼を折りたたんだ状態で展示されています。特徴的な逆ガル翼が分かりづらくてちょっと残念。



爆戦装備のコルセアの模型。たくさん積めるのだ。



頭にたんこぶが出来てたんこぶを抑えているように見えなくもない。



Republic P-47D "Thunderbolt"
アメリカ代表その4。陸軍のデカくて重い戦闘機。第二次大戦中最強の戦闘機のひとつとしてたびたび名前が挙げられるとか。
空戦はもちろん、それ以上に対地攻撃用の爆撃戦闘機としての任務が有名。固定兵装の12.7mm機関銃はなんと8門装備!ペイロードも優秀で、爆弾の他にロケット弾も搭載可能。防御力も高く、なかなか墜ちない。恐ろしい戦闘機なのじゃ。
博物館の機体は、戦後に南米に供与された機体で、1976年に里帰り、1981年に修復が完了しました。塗装はロバート・バーゼラー大佐麾下の第325戦隊のもので、尾翼のチェック模様が有名です。



マジでデカい。こんなデカいのが飛ぶのかっていう。実際、離着陸や舵取りが難しかったらしい。



脅威の8連装機銃。多すぎんよー。



飛行機これくしょん。君はいくつ知っているかな?
ちなみに日本軍機は零戦以外は全て連合国側のコードネームで書かれていたんで、どれが何だか殆ど分からなかったですね。頼むから日本での名前も併記してくれ~。



Yakovlev Yak-9U
ソ連代表。ヤコブレフ設計局の開発したソ連の戦闘機です。小型の機体に強力なエンジンと武装を搭載することで高い性能を発揮しました。
博物館の機体は4機しか現存しないオリジナルのうちのひとつです。

ソ連はよく分からん(適当)



North American P-51D "Mustang"
アメリカ代表その5。イギリスの切羽詰まった要求によりわずか約120日で設計と製造を終えた戦闘機です。その割には評価は高く「第二次大戦中最優の戦闘機」と評されています。「最強」ではない。最強はたぶんP-47。
アリソンV-1710液冷エンジンを搭載していましたが、高高度性能が足りないためスピットファイアのマーリンエンジンに換装したところ相性がよく採用。これにより航続距離が伸び、日本空襲に向かうB-29爆撃機の超長距離護衛にも使われるようになりました。
博物館の機体は戦後余剰になったアメリカ軍の機体をスウェーデン軍が購入し、それを今度はイスラエル国防軍が購入したもの。塗装はグレン・イーグルストン中佐が1945年初頭に第354戦隊第353飛行隊の隊長だった時のものです。



D型の特徴であるバブルキャノピー。視界がダンチです。撃墜数も21機ってすごいなぁ。



Lockheed P-38L "Lightning"
アメリカ代表その6。ポッド式の胴体と2つのテールブームが特徴の双発高高度戦闘機で、多くの敵戦闘機を喰ったエースです。1600馬力エンジンを搭載したL型や米軍初のレーダー搭載の夜間戦闘型のM型が有名です。
博物館の機体はP-38の中でも最後期に製造されました。

という感じでした。やはり米軍機が多いですね。名機の連続で感激しました。これだけの機体を保存できる環境が心底うらやましいです。アメリカ万歳ですね。
次は第一次世界大戦編へ。次回で最後かな?


その26へ→

水上機を撮りに灯台に行こう 前編 【2015/02/21】

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この日も水上機を撮りに行きます。いつもどおりインナーハーバーで撮影します。
ウェストコーストエアのDHC-6-100(C-GQKN)。他のDHCシリーズの双発機に比べて丸いノーズが好きです。



ハーバーエアのDHC-3-T(C-FODH)旧塗装。



C-GQKNの折り返しバンクーバー行き。

で、何度か撮影してくるとタキシングのシーンだけでは物足りなくなってくるもので、離着水のシーンを押さえたくなるのです。
水上機の離水していく方向を見ると、どうも町の南端にある灯台から撮影すればそれが出来るかもしれないと思いそこへ移動することにしました。



移動中にBCトランジットARBOC SOM28DのhandyDARTが通り過ぎてきたので撮影。一般の路線車との違いは方向幕と自転車積載ラックの有無です。



CVS観光のAD Enviro500。ド逆光。
2階建てバスに乗りたいなら高いお金を払うこれに乗るよりBCトランジットのバスに乗る方がずっと安いぞ。



灯台へ向かうバスが来るまでの間、BCトランジットも撮影します。AD Enviro500の旧塗装。



Nova LFSの初期導入車。でもカムループス営業所にはこれよりもっと古い年式のLFSがいるらしい。



グレイハウンドの高速バスMCI 102-DL3。白ベースの塗装をまだ見れていないです。



アイランドリンクバスの高速バス。車両はメルセデス・ベンツ スプリンター。バスっていうかバン。車高がやけに高い。
カナダではハイエースはまず見ないので、「駆逐艦をハイエースしてダンケ」ではなく「駆逐艦をスプリンターしてダンケ」という感じになります。



バスディーポにも行きます。パシフィックコーチのPrevost LeMirage XL-IIがいましたね。Prevost H3-45が大半を占める中では珍しい車種です。昔の三菱エアロバスみたい。



トフィーノバスのスプリンター。お前もか・・・。

そろそろバスの時間なのでバス停へ。後編へ続く。


後編へ→

北米project ~Advance to U.S. その26 【2014/12/19~24】

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第二次大戦ギャラリーの上階は第一次世界大戦ギャラリーになっています。
やはり当時の名機たちが展示されていますが、全く馴染みのない世界でさっぱり食指が動きませんでした。なので解説も雑です、はい。少しくらいいいだろ。



Caproni Ca.20
イタリアの単座単葉戦闘機。試作機止まりですが史上初の戦闘機と言われています。機銃はコックピットの上に設置することでプロペラとの干渉を避けています。
巨大なプロペラスピナーが異様なスタイルを形成しています。ここのギャラリーの機体はほとんどがレプリカなのですが、これは本物です。



Royal Aircraft Factory S.E.5a
イギリスの戦闘機。どの航空博物館に行っても展示してあるからやはり名機なのだろうな。



Sopwith "Triplane"
イギリスのソッピース製の戦闘機。名前は文字通り三葉機。3枚の主翼がもたらす高い揚力で機動性が高いとか何とか。なかなか美しい機体だと思います。



Albtros D.Va
ドイツの戦闘機。そんなに強い機体ではなかったようだ。



Fokker Dr.I
ドイツの三葉機。やはり機動性が良いが主翼が3枚もあると抵抗が大きくて速度が低くなってしまうようだ。そこはトレードオフだろうなぁ。



Sopwith "Camel"
イギリス戦闘機。ソッピースの機体でも特に有名な機種らしいぞ。



Fokker D.VII
ドイツの戦闘機。当時のドイツ最良の戦闘機と呼ばれた名機。



Nieuport 28 C.1
フランス、ニューポール製の戦闘機。
本当書くことがないね。複葉機って本当馴染みがない。プラモ屋でもキット見ないもの。複葉機はプラモよりも木製模型のイメージ。



Curtiss JN-4D Jenny
アメリカの戦闘機。復元途中なのか知りませんが、骨組みのまま展示されています。当時の複葉機の構造がよく分かります。骨組みは木材を使っていたんだな・・・。



Fokker D.VIII
ドイツ戦闘機。第一次世界大戦末期に登場しましたが活躍の機会ほとんどなく引退。かなしい。

とまあ、こんな感じでした。他にもまだいます。



最後に創業時のボーイングの工場を見ます。工場というか工房。



材木を削りだしていって、



こうなっていきます(適当)
昔はこのように小さい工場で手作り感が強い感じが、現代のジェット機にはデカい工場でライン生産しているんですから、技術の進歩を実感します。

これで見るものは全て見られました。いやあたくさん周ったね。数多くの名機の展示に大興奮で大満足でした。
好きな人は一日中居られるとの前評判でしたが、全て見終えた時には閉館間際。本当にその通りになってしまいました。ここだけに一日時間を取っておいて正解でしたね。みんなも来るときは余裕を持った時間配分を。
というわけで博物館から撤退します。


その27へ→

水上機を撮りに灯台に行こう 後編 【2015/02/21】

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ダウンタウンから30系統か31系統のバスに乗ってオグデンポイントという埠頭へ。
この防波堤の上を歩きます。先端まで結構長い。



埠頭にはCS Wave Ventureが停泊していました。貨物船ではなく、海底ケーブル修理船です。こんなの初めて見た。



黄色の小型船Pacific Scoutもやって来ました。沿岸警備隊の巡視船かと思っていましたが、水先案内船(Pilot vessel)です。港から出入港する船舶への水先人の連絡に使うようですね。こんな船もあるのか。



防波堤を歩いているうちにDHC-6-100が飛来してきました。ちょっと遅かったな。



先端に着きました。灯台があります。



今週のカモメ。



タグボートSeaspan Raven。色々いるものですね。



離水するDHC-3-Tがやってきました。



あ。



背を向いて離水してしまった(´・ω・`)
ここに来るまでに風向きが変わって離水する方向が変えられたらしい。かなしい。



飛来してきたケンモアエアDHC-3-T(N765KA)は撮影出来ました。まあ逆光なんですけどね。
なんかイマイチな戦果のまま帰りました。また来よう。



ダイバーが潜っていました。なんかいるのかな。



浜辺もあるよ。のんびり散歩するといいね。



埠頭の敷地内にはパシフィックコーチのバスが駐車してあるのが見えたので、もちろん見に行きます。



MCI MC-9。アメリカらしいステンレスバス。これは角ライト改造されてますな。隣には原型の丸ライトが。



Prevost H3-45。よく見るやつ。



CVS観光のH3-45。

とまあ、こんな感じでした。
おしまい。

北米project ~Advance to U.S. その27 【2014/12/19~24】

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博物館の表に出たらBNSFの機関車が走り去って行きました。四重連だ・・・。



第20走者:King County Metro #124 Tukwila Link Station (NFI D60) East Marginal Way and 94th Pl→Tukwila Link Station
バスに乗りますが、シアトルとは反対方向のバスに乗ります。この124系統の行き先は電車の駅なので、ちょっと寄り道して行きたくなりました。



セントラルリンク・タックウィラ駅に着きました。なんと高架駅でした。駅の立派さに反してホームの高さが低いな。まるで路面電車。



第21走者:Central Link (Central Link LRV) Tukwila → SeaTac/Airport
電車来ましたけど本当に路面電車だったな。路面電車にしてはやけに背が高いのはやはりアメリカだからかな?デザインはかなりいいですね。すごい広島か富山を走ってそう。
これに乗ってまずはシータック空港へ行きましょう。シアトルとは逆です。



車内はクロスシート主体。いわゆる超低床車ですが車端部だけは台車があるので高くなっています。



空港駅に着きました。電車はAユニットとBユニットと間に短いのがもうひとつの3両編成で、常時2編成連結して運用されています。早朝深夜は1編成だけかもしれない。連結時は先頭のカバーをあげて連結器を出します。連結しない時はカバーを下げるんで見た目が美しい。
なお形式名は無い。付けるとしたら100形かな?



シータック空港駅も高架駅。路面電車が止まるような駅じゃないなぁ。



第22走者:Central Link (Central Link LRV) SeaTac/Airport → International District/Chinatown
シアトルのダウンタウンに戻ります。空港には行きませんでした。もう暗いし飛行機撮れないでしょっていう。
ダウンタウンまでは30~40分くらいでしたが、その間に高架線、併用軌道、地下トンネルとめまぐるしく車窓が変わっていきましたね。LRVのくせしてすごいところを走るんですねぇ、京津線もびっくりだ。



チャイナタウン駅で下車して、アムトラックの発着するキングストリート駅へ。お、いますねぇ。ホームに降ります。



シアトルのコミューター列車「サウンダーSounder」です。これも見たかったのだ。
サウンドトランジットSound Transitが平日の朝夕に運行する通勤列車で、朝シアトルに来て夕方戻るダイヤなので観光客にはまず用のない列車です。塗装を見ればわかりますがセントラルリンクと同じ運行会社です。
ご覧のとおり機関車牽引の客車列車。客車で通勤とかちょっと魅力だな。気動車って発想は無いらしい。
牽引機はEMD F59PHI形SDRX904号機、流線型の旅客用ディーゼル機関車です。いやぁデカいなあ。



編成の後ろ側はこうなっています。ヘッドライト付いているしなんか運転台っぽいけど入換に使う程度で、実質ただの車掌室だろうなぁ~程度に思っていました、この時は。だってそう思わせるデザインじゃないか。
客車はボンバルディア製のバイレベルカーBiLevel Car。2階建てで収容力が高いです。これもデカい。



反対側にはアムトラックのカスケーズ号バンクーバー行きが停車していました。牽引機はGE P42DC形AMTK15号機。
今日はこのくらいで撤退します。こちらについては明日存分に堪能します。



第23走者:Central Link (Central Link LRV) International District/Chinatown → University St.
再びセントラルリンクに乗ります。ラッピング広告がされた編成も多いです。デザインもなかなか秀逸。



Fishermansに夕飯を食べに来ました。



豪勢にチョッピーノを食べたぞ。イタリア系のアメリカ西海岸料理だそうで、トマトベースのシチューっぽい海鮮料理です。
魚介のエキスが濃厚で実に美味でした。また食べたいね。



帰りにスターバックスの1号店(だと思うもの)を見ました。もう閉まっていたので見ただけ。

これでこの日は終了。明日は実質最終日、シアトルの鉄道を堪能します。


その28へ→

カナダの海洋生物を捉えろ! その1 【2015/02/28】

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ビクトリアの観光シーズンはだいたい3月~10月なのですが、それは始まる前のオフシーズン終了直前の2月末に主に地元民向けのディスカウントチケットが販売されます。観光客にも売っているのかもしれないです。
このチケットはビクトリアの観光地やレストラン等の料金が割引もしくは無料になるというもの。チケットを買うのにまず$12.50しますが、うまく使えば余裕でチケット代以上の元を取ることが出来ます。
というわけで今まで手の出なかった観光地やアクティビティをこのチケット片手に潰していきます。で、最初に来たのはFisherman's Wharf。ここからまずはホエールウォッチングをしに行きます。ただ今はクジラがいない時期なので他の海洋生物を見るのがメインになるとのこと。
料金は正規料金だと$100越えますが、チケット使用により約半額になります!この時点でもう元は取りました。やったね!値段のおかげで今まで手が出せずにいましたが、今回ようやくトライできます。



出港まで時間があるので、今週のカモメ。



今回初めて見ました、ミミヒメウDouble-crested Cormorant。ブルーの瞳がきれいですが、却って獰猛そうに見えます。
鵜なので潜って泳ぐことが出来ます。すばしっこくて、潜って消えたかと思ったら桟橋の反対側へ移動していたなんてことも。地味に撮影が難しいですね。



!?あ、アザラシ!?びっくりした!こんな人里にアザラシが現れるのか・・・。
動物園の水槽越しでもなければ、こんな間近で見るのは初めてかもしれませんね。近づいても逃げないですし、人馴れしているようです。
なんでここにアザラシが現れるのかは追々分かることになります。



くぁーっ!



上目遣い。
なにこのかわいい生き物。なにこのかわいい生き物!かわいい!!



飼い猫。カナダって猫もいるんだな。犬しか見ないからてっきり。



動物たちと戯れているうちに乗船時刻です。貸し出しの上着を着て防寒対策を施してから乗り込みます。
乗るのは20人乗りくらいの小型ボート。屋根も窓もありませんが無い方が撮影には適しているので無問題です。



出港するとちょうどハーバーエアのDHC-3-Tが着水しました。



さらにケンモアエアのDHC-3-T(N765KA)が離水してシアトルへ飛んでいきました。ボートから間近で見たから中々迫力があったぞ。



雄大なオリンピック山脈も見える海の向こうはもうアメリカ合衆国です。結構近いんです。



スプラッシュ。1時間くらいこの調子で飛ばします。ボートは揺れるんで船酔いしやすい人は注意な。



Ro-Ro船"Morning Cindy"が沖合で停泊しています。壁みたいにでかい貨物船です。



バルク船"Earnest Sky"も停泊中。空荷っぽいですね。
他にもいましたが、満足に撮れたのはこれらだけ。ちなみに隣に座っていたおっさんはいわゆるバズーカ砲を持ち込んで万全の態勢。やっぱりそのくらいの装備がないとダメだよねぇ。

今回はここまで。次回に続く。


その2へ→

北米project ~Advance to U.S. その28 【2014/12/19~24】

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12月23日(火)
第24走者:Central Link (Central Link LRV) University St. → International District/Chinatown
朝から行動開始です。なお少し寝坊して朝飯を食い損ねた模様。
セントラルリンクの電車に乗ってアムトラックの駅のあるチャイナタウン駅へ。



今更ながらどこが造った電車なのかと製造銘板を探してみたのですが、なんと近畿車輛でした。思わぬところで日本製電車に乗車。
近畿車輛は北米のLRV市場で結構なシェアを持っているらしいですね。



で、アムトラックのキングストリート駅へ着きました。いきなり形式写真ですが、この通りアムトラックの列車がホームに停車しています。
今日最初の狙いはこのAmtrak "Coast Starlight"です。シアトルとロサンゼルスを結ぶアメリカ縦断の長距離列車で、約2200kmを35時間かけて走ります。長い。
写真の車両は荷物車AMTK1241号車。アムトラック発足時に他の鉄道会社から引き継いで使用している客車「ヘリテージHeritage」に区分されている車両だそうでうす。
荷物車が現役というのがいいですね。ステンレス製なのもむしろオツというもの。ちなみに、乗客のスーツケースなどといった列車に持ち込めないような荷物を運びます。



次にこれ、2階建て客車「スーパーライナーSuperliner」です。アムトラックといえばコレを連想しますね。改めて見ても大きい客車です。同じ2階建てのE4系新幹線よりも大きいとのこと。
寝台車、座席車、食堂車などありますが基本的な車体の形状はどれも同じ。このAMTK39041号車は寝台車です。



コーストスターライト号は他の列車にはない特徴がありまして、それがこのパーラーカーの連結です。一見スーパーライナーと同じに見えますが、外装がスーパーライナーよりも一昔古い印象で車体寸法も一回り小さいので、見分けは簡単につくはずです。
実際、スーパーライナーよりも古い客車で、スーパーライナーの設計のベースになったと言われています。
元々はサンタフェ鉄道の大陸横断列車「エル・キャピタンEl Capitan」に連結されていましたが、現在はコーストスターライトのラウンジカー「パシフィック・パーラーカー」のみで運用されています。



入り口にはエンブレム。客車から感じる雰囲気はスーパーライナー以上のものがあります。うーむ、乗ってみたいなぁ。
車番はAMTK39974ですが、それとは別に"Sonoma Valley"という愛称がついています。北米では特別な車両には固有の愛称をつける慣例があるようです。



ラウンジカーAMTK33041号車。窓ガラスが屋根まで及んでいます。



急に列車がホームに飛び込んできたので(
タコマ方面からの「サウンダー」1514列車が到着しました。昨日も見たボンバルディアのバイレベルカーです。
ビビったのは客車を先頭にして来たこと。車掌室だろうとか言いつつ薄々感じていましたがやはり制御客車だったか。それにしても普通の妻面に運転に必要な機器を付けただけみたいなこの前面は・・・ダサいの一言。これじゃあ食パンとか言われちゃうぞ。



牽引機もとい推進機はEMD F59PHI形SDRX902号機。ICカード「オルカ」の広告塗装をしています。文字通りシャチみたいなデザイン。流線型の機体との相性が良いので中々様になってます。



停車中の合間に一瞬だけ乗車。セミクロスシートですね。一部座席にはコンセントもあって車内環境は良さそう。



バイレベルカーとスーパーライナーの並び。スーパーライナーの方がわずかに大きいか。



サウンダーが邪魔でこれ以上観察できないので、駅を出て南へ向かって歩きます。この日のコーストスターライトは駅のホームを平気ではみ出すくらい長く、かなり増結されているようでした。
編成も通常はスーパーライナーのみの組成が基本のようですが、今日は平屋建ての座席車が増結されていました。ホライゾン客車と言うシリーズのようです。今時珍しい普通鋼製客車。



ようやく編成全体が見えるようになりました。な、長げぇ・・・。機関車入れて5~6両はみ出してるんじゃないか?
牽引機はGE P42DC形AMTK198号機+AMTK207号機の重連。進行方向に向きを揃えた重連カッコいい!



キングストリート駅から歩いて10分位のところにある跨線橋へ来ました。ここで上から列車を撮影します。
脇にはマリナーズの本拠地「セーフコ・フィールド」があり、最大の特徴である可動式ドームの車輪が見られます。試合を見たいところですが今はシーズンオフなので開いていません。これは半年後に叶うことになりますが、それはまた別のお話。



列車を待っていると、BNSF鉄道のEMD SD9形BNSF1550号機+EMD GP28M形BNSF1512号機の重連回送が通過。
BNSF鉄道はアメリカ最大級の貨物鉄道。同じく最大級の路線網を持つユニオン・パシフィック鉄道と同じくらい知名度が高いと思います。よく模型化もされているしね、はい。



球場の脇というか可動式ドームの真下にはアムトラックの車両基地があります。自社車両の他にサウンダーの整備も受託している模様。
GE P42DC形AMTK24号機とタルゴが入換をしていました。



そんなこんなしているうちに、11列車「コーストスターライト」が駅を出発しました。巨体のディーゼル機関車が重連ですからそれなりにうるさいです。



引いて広角でも撮りましたが長すぎて収まらなかったですね。肝心のスーパーライナーがほとんど入っていない。



後追いも。二言目には「長い」です。
編成の最後尾が客車の妻面丸出しというのは、客車の固定編成化が進んでいる日本ではむしろ珍しく見えてむふふとなるところですが、アメリカだったらこのクラスの列車となると普通なら最後尾は展望車を連結するもの。
まあスーパーライナーには展望車は製造されなかったんでどうしようもないんですが・・・。そこはちょっと惜しいよな、と思います。

「コーストスターライト」を撮影したら次の場所へ。


その29へ→

カナダの海洋生物を捉えろ! その2 【2015/02/28】

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1時間くらいボートに揺られてきましたが、なにも出てこない。ボウズだったら返金要求も辞さない。



あ、なんか飛んでる。



ハクトウワシだ!というわけで最初にとらえた動物はこれでした。



止まり木のハクトウワシ。自分のレンズじゃこれが限界。バズーカがないと無理。
いやでも、これで終わりじゃないよな、とまだ疑念が晴れません。未だ訴訟も辞さない構えだ。



ミミヒメウの群れ。保護色だからなぁ、やっぱ分かりづらいのだな。
そしてついにボートが後退し始めます。え、帰るの?マジで(ほぼ)ボウズか。勘弁しちくり~。



ただ、行きは洋上を航行したのに対して帰りは海岸線沿いを航行します。なにか考えがあるのかもしれません。そしてこの岩場の辺りで停止します。んん~・・・?
シィーッ、あそこだ、あの岩の向こうにいる。見えるか?俺には見える。



いたぞぉ、いたぞおおおおぉぉぉぉぉぉ!!



ゴマフアザラシがたくさん岩場で寝てます。うわ、なんて数・・・(ドン引き)



こっちを見てる。



別の小島へ。



ここにもたくさんいます。いやぁ、これはすごい。訴訟とかそんなもんは捨てた。

盛り上がってきたところでつづく。


その3へ→

北米project ~Advance to U.S. その29 【2014/12/19~24】

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第25走者:Central Link (Central Link LRV) Stadium → SODO
セーフコの最寄り駅であるその名もずばりスタジアム駅からひとつ隣のソドー駅へ。ソドー島かな?



特に何をするわけでもなく、ただセントラルリンクの撮影です。通常塗装。



広告車。柵とかセンターポールとかは無視していくスタイル。気にしたらキリがない。



もうひとつ通常塗装。2編成とも通常塗装の列車を狙いたかったですが、結構な割合で広告車が連結されているので早々に諦めました。



第25走者:Central Link (Central Link LRV) SODO → University St.
折り返します。



はい着きました。シアトルの公共交通は色々あるのですが、中でも特徴的なのがこのダウンタウンシアトル・トランジットトンネルです。
ウェストレイク駅~チャイナタウン駅約2kmの地下トンネルで、鉄道と路線バスがトンネルを共用している点が特徴です。知らないで訪れるとびっくりすると思います。ていうかびっくりした。



この通り。すごい光景だな。



とても興味深い交通システムですね。



LRV単体も撮影。柵も架線柱もないのでこっちのほうがスッキリと撮れますな。バスと同じ高さのプラットホームを共用するためにLRVタイプの車両を採用したのかな?



キング郡メトロのNFI DE60LFR。トランジットトンネルに乗りれるバスは一部の中距離系統のみのようです。ぶっちゃけバスはトンネルを出るとどこに行くかわからないので使いづらかったです。バスはあくまで地元民向けで、観光客は電車に乗っていれば間違いは少ないかと。



サウンドトランジットのNFI DE60LF。トランジットトンネルに乗り入れるバスはトンネル内の排ガス対策のためかハイブリッド車のみ。動力もモーターのみを使っているような感じでした。気のせいかもですが。
LRTとの供用が始まる前はトロリーバスが走っていたそうです。まるで立山トンネル。



キング郡メトロのNFI DE60LF。

面白いものが見れたところで次の場所へ。


その30へ→

カナダの海洋生物を捉えろ! その3 【2015/02/28】

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灯台のある小島へ向かいます。今も人が出入りしているらしい。



いたぞぉ、いたぞおおおおぉぉぉぉぉぉ!(2回目)
島は既に無数のアザラシに支配されていた!
このだらけきった姿勢。アザラシライフをエンジョイしてやがる。



今回は結構近くまで寄ります。白い毛をした幼獣はいない模様。もっと北極に行かないといないか。
ちなみにカナダではアザラシの商業猟が行われています。棍棒で幼獣を狩るのはビジュアル的にかなりアレなので日本の捕鯨と同じように野蛮だとよく批判されている模様。



ハクトウワシ。遠いなぁ。



鵜の群れ。



岩の上に何かがいます。



うお、アシカだ!たぶんカリフォルニアアシカかと。日本の動物園でもお馴染み。でもトドにも見えるような気も・・・分からない。
やたらおうっおうっと鳴いています。ぜかましかな?



オオッ、ホントにでけえな!オオッ、ホントにでけえな!



灯台島とアシカってすごい取り合わせだなぁ。



もう一回近くに寄ったあと、島を離れます。



ビクトリア・インナーハーバーに戻ってきました。だいたい3時間くらいでした。最初は果たして満足できるものか不安でしたが、アザラシとトド(とその他もろもろ)を間近で大量に見ることが出来て満足でした。
シーズン中にシャチも見たいなぁとか思ってますが、執筆時現在も行けてません。やっぱ値段ががが・・・。



沿岸警備隊のベル212ヘリコプターがいました。



船着場に降りたら朝にアザラシを見たところが騒がしいので行ってみるとアザラシがめっちゃ暴れてました。しかも増えてる。
何をしているかというと、人間が与えている魚を食べています。餌用の魚が売られているのです。
アザラシが人里に現れるのもこれを狙ってのことだったんですね。可愛い顔をしながら中々したたかです。



ナイスキャッチ!



労せず食事にありつこうとかなり頑張るアザラシ。5~6匹いました。あとは、アザラシの後ろでおこぼれに与ろうと虎視眈々と機会を伺うカモメもいます。
人間様としてはカモメに魚をあげても面白くないのでカモメに魚が回ってくることはなく、カモメは隙を見つけて奪うしか無いのです。実際に何回か横取りしていましたが見事な奪い様でした。
魚が出てきた時は鳴いて他のカモメを呼ぶなど、仲間意識も強いようです。軍勢は多いほうがいいもんな。



かわいいなぁ。
そういえば1匹だけ隻眼のアザラシがいましたねぇ。餌を食べるわけでもなく海中からこちらを見ていました。



ベストオブだらけアザラシ。仰向けになってぷかぷか浮かぶアザラシ。



十分に癒されました。



船着場のレストランで昼飯。フィッシュアンドチップスです。サーモンにしましたが、どうもね・・・白身魚のほうが好きだな。


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北米project ~Advance to U.S. その30 【2014/12/19~24】

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第27走者:Central Link (Central Link LRV) University St. → Westlake
ライトレールに乗って終点へ行きます。これでセントラルリンクは完乗。



ウェストレイクからはシアトルセンターモノレールに乗ります。1962年にシアトルで開催された万博のアクセス交通として開業したモノレールです。距離はわずか1.6km程度と存在意義に疑問符がつきますが、目玉となる交通機関が必要だったんでしょう。

ちょうど行ってしまったので次を待ちます。



サウンドトランジットのNFI D60LF。



戻ってきました。最初に見たのと同じ赤編成ですね~、どうやら1編成だけが運用されている模様。ていうかこれ複線に見えるけど単線並列だ(行きと帰りのレールが同じ)。



ホームに上がります。切符を買っている間にまた行ってしまったのでその次を待ちます。
シアトルの公共交通は運行会社が異なっても運賃体系は同じなのですが、モノレールだけは独立していますし、値段も少々高い。市民の足というよりは観光客向けのアトラクションと割り切っているようですな。



ところでこのホーム、色々興味深くてですね。まず複線(単線並列)なのにプラットホームがひとつしかない。手前はともかく奥の列車に乗るときはどうするのか、特に今は奥の列車が運用されていますからなおさらです。でまあ、どうしているかというとタラップがせり出す仕組みになっています。地味にホームドアも完備。
次に、複線間隔が狭すぎやしないかということ。車体を擦るってレベルじゃないぞ。調べてみると、元々開業時にあった駅の位置が街の再開発により現在の場所に移設された時にこうなったとのこと。で、十分な用地が取れなかったのでこんな間隔になったと。
その後も2編成の同時運転は行っていたようですが、2005年にはこの狭い区間で衝突事故を起こしたようでそれ以来は片側の車両のみの運行になったようですね。なかなか面倒くさい。



列車が戻ってきたので乗ります。車内は変則的なクロスシート。



コックピット。車両は開業時のものを使い続けているわけですが(つまり50年モノというわけだ)、制御機器は更新している模様。



第28走者:Seattle Center Monorail; Westlake → Seattle Center
前面展望は良好。乗車時間は2~3分。なかなか速いのだ。



シアトル・センター駅に着きました。隣のホームには青編成が。前面には"ALWEG"アルヴェーグの切り抜き文字が。これはこのモノレールの愛称ではなくて跨座式モノレールのひとつアルヴェーグ式を表しています。日本でも東京モノレールで採用されています。



昔は万博の会場だったここには、それのランドマークだったスペースニードルが鎮座しています。高さは184m。今もシアトルの主要な観光スポットのひとつです。
が、私は端から昇るつもりはない、下から見るだけだ。絶対大したことないってこれ、だって184mだよ?第一天気ドン曇りだし。



併設されているフードコートで昼飯。ケバブにしました。



帰りもモノレールにします。でかでかとアルヴェーグって書かれてるがな。



第29走者:Seattle Center Monorail; Seattle Center → Westlake
ホームの端からはいい感じに列車が撮れます。50年前に描かれた近未来図って感じのデザインでいいですな。製造から50年となるともうそれ自体が観光資源で機械遺産みたいな感じでしょうし、今後もしばらくは置き換えの話はないのではないかなぁと。
これに乗ってダウンタウンへ戻ります。


その31へ→

カナダの海洋生物を捉えろ! 最終回 【2015/02/28】

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船着場からダウンタウンに戻りますが、徒歩ではなくこの小型ボートに乗ります。インナーハーバー周辺を短絡する水上タクシーで、観光シーズン中に運行されています。今日初めて見たので乗ってみます。
なお、もう海洋生物は出てきません。



のんびりとした感じで進みます。



飛行場を見てみたらケンモアエアのDHC-2がいました。あっ、ビクトリアにも来るんだ。



エンプレスホテル前の船着場で降りました。黄色の他に緑のボートもあって会社が異なっていて運行区間が多少異なりますが基本的には同じと見ていいです。



船着場からは、エンプレスホテルの建物の一角にあるミニチュアワールドMiniature Worldへ。ディスカウントチケット提示で入館料が無料に、やったぜ。



かいつまんで見て行きましょう。まずは第二次世界大戦時のドイツの町並み。めちゃくちゃ侵攻されてる。



ドイツ戦車の模型。ヤークトパンターかな?
建物の壊れ具合だとか瓦礫の表現がグッドですね。



飛行場の模型。やはりミリタリー系のジオラマはそそりますな。



要塞攻めのジオラマ。中世西洋の戦争はよく知らないので色々と発見があります。



南北戦争の模型。人が死んでんやで!



やはりというか定番というか鉄道模型ジオラマもあります。



アメリカのジオラマかな~と思ったらヨーロッパだったでござる。



ドイツ爆撃機部隊のジオラマ。何この悪役。
スケールの違う模型を効果的に配置することで遠近感を出しています。手前の爆撃機はボタンを押すことでプロペラが回ります。



再び鉄道模型ジオラマ。ただし動かない。こちらはアメリカっぽいですねぇ、湖畔の小駅って感じだ。



別のジオラマ。製材所のモジュールです。日本では見られない情景なのでとても興味深いです。



木こりがいる。



木造のティンバートレッスル橋。このように使うのか・・・というのも、この橋のNスケールストラクチャーを買ったものの使いドコロがいまいち分からないので実際のレイアウトを見て参考にしようと思った次第。
でも日本型レイアウトでは使えるところなさそうだし、かといってアメリカ型レイアウトを作る日が果たして来るのだろうか、そもそもレイアウト作るのか?当分の間積みプラの肥やしになるな。



アメリカの田舎町。中西部っぽい。



別の製材所のジオラマ。貨物列車から丸太を下ろすところから貯木場、そして製材所までの一連の流れが一目でわかります。



モーターショーのジオラマ。



遊園地のジオラマ。



城塞のジオラマ。



以上、こんな感じでした。
日本にも同様の施設はありそうですし絶対行った方がいいっていうことも無い所ですが、日本にあるジオラマとは毛色が違うのでジオラマに関心のある人には面白いと思います。

今日はこれでおしまいですが、引き続き明日もチケットを使って観光地を巡ります。


翌日へ続く→

北米project ~Advance to U.S. その31 【2014/12/19~24】

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第30走者:Central Link (Central Link LRV) Westlake → International District/Chinatown
トランジットトンネル経由で再びキングストリート駅に行きます。



キングストリート駅のホームに降り立つと既に回送列車が駅に進入しているところでした。おお、危ない危ない・・・。
鐘を鳴らしながらやって来ます。ホーム進入時は鐘を鳴らしながら、踏切通過時は警笛を鳴らしながら走行するのが北米の列車の決まり事のようです。なのでやたらとうるさいのです。特に警笛は鬱憤でもあるかのように何度も長く鳴らします。



引きでも撮影。この列車は「エンパイア・ビルダーEmpire Builder」。シアトル/ポートランド~シカゴを結ぶ大陸横断列車のひとつで、アメリカの鉄道王ジェームズ・ジェローム・ヒルの通称から名前が取られています。乗車距離は約3500km、乗車時間は2泊3日で約46時間!丸2日弱ですがどうせ遅れそうなんで実質丸2日以上乗ることになりそう。



これもスーパーライナーで運行されています。編成が短いですが、途中のスポケーンでポートランドからの編成と併結して運行されます。



ちなみにスーパーライナーはプルマン製のスーパーライナーIとボンバルディア製のスーパーライナーIIの2種類があります。こっちはスーパーライナーI。



こっちはスーパーライナーII。ぱっと見、違いはないですが注目すべきは台車です。



スーパーライナーIの台車はSミンデン台車を装備しています。



一方スーパーライナーIIはイコライザー台車を装備しています。見た目的にはIIの方が古そう。後から造られたのに・・・。ていうか未だイコライザー台車が現役ってどんだけ軌道のコンディション悪いねん。まあ線路を保有しているのはアムトラックではなくて乗り心地なんて知ったこっちゃない貨物鉄道なので保線がある程度おざなりになってしまうのかなぁ。
まあこのように、見る人が見れば割と簡単に見分けがつきます。



荷物車。コーストスターライトのと違って荷物扉は一つだけ。



機関車はいつものGE P42DC形AMTK114号機。先頭がちょうど高架の下に来るので暗い・・・。
P42形のフロントって意外と後退角が浅いのですが、塗装のせいか実際以上に後退角が深いように見えます。



列車の発車時刻まで外に出てバス撮影。Breda DuoBus350。



アムトラックの別の編成が停まっていました。編成的にエンパイア・ビルダーの編成ですかね。次の日の編成かな?



奥のホームにはこの後に出発するカスケーズが停車中。



先頭はEMD F40PH形AMTK90340号機。P42DC形と違ってカスケーズ専用の塗装に塗られていてタルゴ客車の塗装と合わせてありますが、緑の色合いが異なっていて何だか微妙。
ちなみにこれ機関車かと思ったら無動力制御車のようで、エンジンは撤去されている模様。プッシュプル運転用の制御車ということですな。なので動力車は後ろに繋いでいるP42DC形になります。カナダには乗り入れないらしい?



サウンドトランジットのNFI D40LFR。やっぱこのモデルは屋根カバーがカッコいいな。



発車時刻なのでホームに戻ったんですが、ライトが点いただけで発車する気配がないです。カスケーズもあるんでここはバッサリ諦めます。どうせ駅のすぐ先トンネルだしね。



第31走者:Central Link (Central Link LRV) International District/Chinatown → Stadium
カスケーズ撮影のために朝にコーストスターライトを撮影したところと同じセーフコのポイントへ。歩いていけますがだるいので電車に乗ります。



アメリカの踏切は遮断機が片側にしか付いていないのだ。



507列車カスケーズ号ユージン行き。こちらは定刻の発車でした。



後追い。P42DC形はAMTK121号機でした。排熱がすごい。

撮るもん撮ったのでまた移動します。


その32へ→

カナダの動植物を捉えろ! 前編 【2015/03/01】

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昨日に引き続き、観光用のディスカウントチケットを片手に観光していきます。
今日はまずブッチャートガーデンへ。去年の11月にも訪れてガッカリしましたが、ギリギリ3月になった今ならちょっとはマシなものを見せてくれるかもしれないと思って来ました。チケット提示で無料で入れるしね。



うーむ、あんまり変わらんな。園内の客もまばらですし、どうやらまだ早かったらしい。



花は前よりは咲いていると思います。何の名前だろう、分からない。



桜かな?



ブルーベリーかな?(適当



エリカ?



分からん。



ガーベラだよな、これは。



ツツジか何か?



クロッカスではないでしょうか?まだ咲きかけの。



前にも見たことあるけど名前が出てこないパターン。つぼみの毛が濃いアレ。



???



黄色のスイセン。



日本庭園。実家のような安心感。



やっぱ日本庭園の万能感はすごい。絵になる。WABI-SABIだね。



スイセン。ドアップで。



分からない。
もっと花の勉強もしていかないとですね(震え声

こんな感じ、この時期はまだイマイチでした。次に移動します。


中編へ→

北米project ~Advance to U.S. その32 【2014/12/19~24】

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第32走者:Central Link (Central Link LRV) Stadium → Westlake
ライトレールに乗ってスタジアム駅からウェストレイク駅まで。もうこの路線何往復しているんだろ・・・。



ウェストレイクに着くと運用についているモノレールが赤編成から青編成に替わっていました。



サウンドトランジットのMCI D4500。またの名を102-DL3。路線バスですがいわゆる高速バスタイプの車両です。それもそのはずでこの594系統はタコマ・レイクウッド方面から来る長距離系統です。普通の路線バス車両だとちとキツい。



第33走者:Seattle Streetcar; Westlake Hub → Lake Union
次に乗るのはストリートカー、要は路面電車です。今のところシアトル唯一の路面電車ですが、今後路線網が充実していく予定・・・でもいつになることやら。
なお、これ以外にもウォーターフロント沿いを走る系統があったのですが、数年前に休止(?)になっていて乗れませんでした。街の立て看板マップには2014年中に復旧と書かれてたんですが、どうも遅れているようですねぇ。ちなみに2015年6月の再訪時にも休止中でした・・・実は廃線?こちらの系統はレトロカーを運用しているようなので是非見てみたかったのですが・・・。



車両モデルは調べてもよく出てこなかったので正確なところは不明ですが、チェコのメーカーŠkodaが造った10Tではないかと睨んでいます。タコマで走っている路面電車と構造が酷似しているように見えるんですね。



車内はこう。3車体連接で中央の車体だけ底床になっています。扉配置はかなり変則的。



終点のユニオン湖まで乗ってきました。信号待ちや自動車渋滞でなかなか進まず少しイライラ。
帰りは散策がてら歩いてウェストレイクまで戻ろうかなと思っていましたが、ついに朝から曇っていた天気が雨に変わりました。しかも中々に本降り。こりゃ無理だと、バッサリ諦めました。



第34走者:Seattle Streetcar; Lake Union → Westlake Hub
さっさと電車で戻りました。まだ次の行動まで時間があったのと雨宿りを兼ねて近くのマックで休憩。アメリカのジュースのカップデケェ。Sサイズとは何だったのかということを再考させられます。

第35走者:Central Link (Central Link LRV) Westlake → International District/Chinatown
で、移動します。雨は止まなかった。写真なし。



またキングストリート駅へ。今日でもう何回目だ、3回目か?今日最後の撮影、駅に入線するサウンダーを撮影します。
最初に来たのは1702列車エバレット行き北行の回送。短ぇ~・・・長編成がアメリカの列車の魅力なのに、3両。
あと制御客車の前面のデザインは最初はダサダサと思ってましたが、落ち着いてみるとパーツの配置は日本でも昔よくあった見慣れたパターンだと思います。まあどっちにしてもダサいことには違いないんですが。
このバイレベルカー、車体が横から見ると八角形になっているのが特徴で、客車を複数連結すると一斤の山形食パンみたいな感じになって、もうこれぞまさに「食パン列車」というような印象を与えます。私はもう勝手に「食パン客車」というあだ名で呼んでいます。



線路脇の道路からこのように撮影できます。1702列車の動力車はEMD F59PHI形SDRX907号機です。サウンドトランジットの塗装は爽やかで躍動感があっていいですね。塗るのが大変そうですが。
ちなみにサウンドトランジットの「サウンド」はシアトルにあるPuget Sound(ピュージェット湾)から来ています。sound=音の意味から名前を取っていたとしたら北陸の三セク鉄道もびっくりの随分とおかしなセンスだと思いますが、そういうことではないようです。



反対のホームにはMPI MP40PH-3C形SDRX921号機牽引の1511列車レイクウッド行き南行が停車中。F59PHI形とよく似た流線型の機関車ですが窓が4枚とF59PHI形より1枚多いです。4枚もあると厳ついですな。



1702列車が発車すると程なく1704列車エバレット行きの回送が来ます。4両編成・・・エバレット方面の列車は短いんだな。
雨は弱まらないし空は暗くなってくるしで撮影もそろそろ限界です。



動力車はF59PHI形AMTK468号機、カスケーズ号塗装をしたアムトラックの機関車でした。代走なのかは知りませんがいいものを見れました。



1513列車レイクウッド行きの回送が進入。堂々の8両編成です。うむ、こうでなくては。



見とれていたら後ろからBNSFの貨物列車が通過していきました。なんと4重連です。アメリカだとこれくらい普通のようです、恐ろしや。



BNSFに気を取られていたらサウンダーのベストショットを取り逃しました。なんとも情けない結果に。



貨物列車の荷物は海上コンテナ。例によって二段積みです。これがダブルスタックカー、間近で見たのは初めてですがデカいなぁ、もう色々と。



さらにトレーラーも運んでいました。ピギーバックという形態だそうです。残念ながら日本では根付きませんでした。



最後尾。車掌車などはなく、後部標識灯を光らせるだけです。長かったですね、100両は越えてた。アメリカデケェわ。



1513列車の牽引機F59PHI形SDRX911号機と駅舎の時計塔を合わせて撮影。
もう暗くて撮影が困難なのでこれにて終了。



第36走者:Central Link (Central Link LRV) International District/Chinatown → Westlake
第37走者:Seattle Streetcar; Westlake Hub → Terry Ave & Thomas St
ストリートカーに乗って夕飯食べに行きます。ちなみにこれも形式名無いですが、編成記号が300代なので300形とでも呼んどきます?



Flying Fishで飯。とりまパイスープ。



海鮮パスタ。その他諸々。
昨日のチョッピーノのほうが良かったな。



第38走者:Seattle Streetcar; Westlake Ave & Harrison St → Westlake Hub
第35走者:Central Link (Central Link LRV) Westlake → University St
ホテルに帰ります。
こんな感じでシアトルの交通機関を満喫した一日でした。満足じゃ。
翌日は朝早いのですぐに就寝することとしました。


最終回へ→

北米project ~Advance to U.S. 最終回 【2014/12/19~24】

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12月24日(水)
最終日です。今日はもう帰ります。
朝6時に起床し、6時半にはホテルを出発。暗いし雨だしで歩いて行くのはマズいかなと思いホテルのフロントで、後で思い返すとアレって白タクだったんじゃないかと思うようなタクシーを呼んでもらって、乗せてきてもらったのはビクトリアクリッパー・フェリーターミナル。
今からこのビクトリア行きのフェリーに乗ってビクトリアへ直帰します。なんでこんな朝っぱら(現在朝7時)から・・・もったいないと思うかもしれませんが、冬季のフェリーのダイヤは一往復だけなのでこれを逃すと次の日の同じ時刻までありません。正確に言うと、次の日の12月25日はクリスマスなので運休で、次の運行は翌々日の26日になります。いくら祝日だからって交通機関を止めるのかよっていう軽く信じられない状態です。大半の会社や店や博物館もクリスマスだけは休みます。町の機能の半分くらいは休むんじゃないかな?クリスマスってすげー。



さてどうしたものかと思案していると後ろで踏切の音が鳴ったので振り返ってみると「サウンダー」の列車が通過していきました。AMTK468号機、昨日も見ましたね。
周りが暗いので流しで決めましたがなかなかうまく行ったと思います。



アメリカ・シアトルからカナダ・ビクトリアに行くので当然ながら国際航路、色々手続きを済ませてから乗船します。
乗船するのは初代ビクトリアクリッパー号Victoria Clipper。他にビクトリアクリッパーIIとかIVとかいます。どの船もカーフェリーではなく双胴式の高速船です。



船は2階建てで船内には座席が並びます。前の座席が取れれば前面展望も楽しめるゾ。
ちなみに値段は$90くらい。まあまあする...。まあ飛行機よりは安いし、バンクーバー経由でバスとカーフェリーを乗り継ぐよりは早いです。そこそこの値段でそれなりの早さを選んだわけなのだ。



最終走者:Victoria Clipper; Seattle 8:00 → Victoria 10:45
定刻でシアトルを出港、ビクトリアへ向かいます。ここまで朝飯無しだったので船内で食べます。一番安いのということでオートミールです。いつ食べてもこれはなんだかなぁ、鳥の餌食ってるみたいだ。



日が昇ってきたので後部甲板へ行って定番の画を。なかなか飛ばしますね、はっやーい。
なお揺れが大きくて船酔い寸前まで行った模様。油断したらリバースしてた。



およそ3時間でビクトリアに到着しました。見慣れた街並みだ、私もここに実家のような安心感を感じるまでに馴染んできたということか。
下船後は入国審査をしてカナダに入国、晴れて帰ることが出来ました。

というわけで北米project、これにて完結です。初めてのアメリカ合衆国、堪能させていただきました。とはいえ、ただッ広いアメリカのほんの端っこのシアトルだけなので、また機会を見つけて他の町にも行きたいと強く思いましたね。次はあなたの町に遊びに行くよ!


カナダの動植物を捉えろ! 中編 【2015/03/01】

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ブッチャートガーデンからダウンタウン行きの75系統バスに乗って、途中のバス停で下車、目の前のSassy'sというレストランで昼飯を食べます。とりあえず迷ったらフィッシュアンドチップスみたいな感じですな。



そのレストランから道路を挟んで反対側にあるビクトリアバタフライガーデンVictoria Butterfly Gardensへ。チケット提示で入場無料に。
室内型の温室庭園で、名前通り園内には蝶やその他色々が飛び交っています。



低温乾燥の屋外からいきなり高温多湿の園内に入ったのでカメラちゃんが結露。少しの間行動不能になります。スタッフに案内されて、ハンドドライヤーでレンズを温めて結露を飛ばして事なきを得ます。



蝶というとひらひら舞っていて見るのはともかく撮影するとなるとなかなか難しいのですが、ここではテーブルの上に置かれた果物に吸い寄せられた蝶たちが止まっているので簡単に捉えることが出来ます。これはWhite tree nymph。フィリピン原産で、園内のあちこちで見られるコモン蝶。和名は多分ホソバオオゴマダラ。



Giant owl butterfly。レアリティ:コモン。これも和名は無さそうですが、ジャノメチョウ、フクロウチョウの一種っぽい。蝶の分類ですがビジュアルは蛾ですな。



温室庭園らしく池もあってそこにはミシシッピアカミミガメが。



インコ。大型で目立つのになぜかパンフレットに載っていないので種類が分かりません。くちばしが使いにくそうだ。



リクガメ。種族不明。軽く探してみたけど見つからなかったねぇ。わかる人いたら教えて。



Pink cattleheart。レアリティ:レア。南米コスタリカ原産で、ジャコウアゲハ系かと。



Julia butterfly。レアリティ:Sレア。コスタリカ原産。レア以上になると果物により付かないので、そこら辺を気ままに予測不能な動きで飛んでいる蝶を捉えるしか無いので撮影難易度が上がります。コスタリカの蝶は派手で綺麗ですね。さすがコスタリカ。



Poison dart frogs。中南米原産のヤドクガエル科のカエル、いわゆる毒ガエルです。毒に自信ニキなので自己主張の強いド派手な体色をしています。人間だってコロリです。
こんなのが園内を好き勝手に闊歩できるわけ無く、ちゃんとケースに入れられています。



Great eggfly。和名:リュウキュウムラサキ。レアリティ:Sコモン。フィリピン原産ですが、和名通りなら沖縄でも見られそうですね。



Tropical pitcher plant。ウツボットじゃないかウツボカズラです。食虫植物の中でも知名度の高い種類ではないでしょうか。
しかしどうやったらこんな進化の仕方をするんだか。



Eclectus。和名:オオハナインコ。パプアニューギニア原産。雄と雌で羽の色が異なっていて、オスは緑色をしています。「???」みたいな感じに首を傾げるちょっとマヌケな画が撮れて満足。
インコには名前が付けられていて、これはLittle Eくんといいます。



Orange winged amazon parrot。和名:キソデボウシインコ。名前は森本Leoさん。名前通り、南米原産です。毛並みがもじゃもじゃしている。



Koi fish。そのまんま鯉です。

長くなるので次回に続く。


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