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【HG】 ガンダムアストレイブルーフレーム・セカンドL 製作 【1/144】

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日本帰国後の1作目として1/144HGアストレイブルーフレームセカンドLを作るでやんすよ。カナダに行く前から積んでたキットです。



組み立てられる所まで組み立て。合わせ目の目立たない作りやすいキットで、合せ目消し用のパテやセメダインもほとんど使いませんでした。
元々可動範囲の広さに定評のあるアストレイですが、タクティカルアームズやアーマーシュナイダー等色々干渉する部品が多いので、ちょっと一段落ちる感じ。



塗ります。いつも通り筆塗り。
最近になって先輩からエアブラシを譲ってもらえそうになったので、長年続けてきた筆塗りとももう少しでお別れになりそうです。
筆は筆でこういう細かい部分塗装が楽にできるんで好きですけどね~。



塗り塗り。



特に製作中の見どころもなく完成しました。
カナダでプラモを作っている時、塗装前にサフを吹かなくても割りと問題ないことが分かって以降サフは吹かなくなりましたが、今回も大丈夫でした。
サフもまあまあ費用が嵩むので、今後も必要性が薄ければ節約していきたい部分です。
逆に今回からアトムハウスペイントの水性クリアつや消しスプレーをトップコートに使用しました。効果抜群だと昔からウワサになっていましたが、私の予想以上の効果でした。
つや有り(青)とつや無し(白)2種類の塗料が同居してたんですが、両方共同じ照り具合でつや消しにしてくれました。これは見事と舌を巻きました。今後も使おうと思います。

完成品の写真はギャラリーにて。

【ギャラリー】 MBF-P03 ガンダムアストレイブルーフレームセカンドL 【1/144】

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■使用キット:1/144HG バンダイ ガンダムアストレイブルーフレームセカンドL

家に積んであったキットを組みました。
HGアストレイシリーズの事実上のリメイク版で(セカンドLは今回が初出だが)、組みやすいし可動もまあ良かったです。



前。



横。



後。
タクティカルアームズが重いので、素立ちの時は後ろにスタンドを立たせてやらないと倒れてしまいます。



フライトモード。
アーマーシュナイダーやタクティカルアームズが干渉するので、動かす際には微妙にイラつく・・・。素性はいいんですけどね。



アーマーシュナイダー。









クッソ重いことに定評のあるタクティカルアームズ。
両手持ちはなんとか出来ましたけど、この格好が限界ですかねー。






肩に担ぐ。担ぐのは楽。






デカい。






ガトリングフォーム。これが一番安定する。



以上です。

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その36 【2015/07/08~18】

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2015年7月15日(水)11時19分
アルバータ州バンフ国立公園 レイクアグネス・トレイル
ミラー湖を発って、再びアグネス湖へ向けて歩き始めます。もう少しで着くというところで崩落した瓦礫の山を見ました。こんな岩だらけの崩落は初めて見たかも?



崩落地点の山側を見てみると、そこにはそり立つ壁が!ロッククライマーがこれを見たら制覇せずはいられないんじゃないかしら。
荒々しい岩肌が見えますが氷河が削ったそれとは違う表情で、本当に崩落したんやなぁと。



奥に小川が見えますな。



断層っぽい裂け目が入っている地層。地層はズレてないんで、侵食で割れたとかそんなところなんですかね?



さっきの小川が見えました。ほとんど滝のようなものでした。
アグネス湖から溢れ出た水です。



ほい着きました、アグネス湖です。
湖よりも背後に聳える山が目を引きますな。モレーンもマシマシです。



あのちっさなスキマが気になる・・・。



この湖も透明です。流木もいい味出してるし、いいもんだね。



シマリス(5・6匹目)。こう連日見かけると「もうお前ええがな」って飽きてきますね。シマリス程度じゃ全く驚かなくなってしまいました。それでも撮るけど。



新種の野鳥、ステラーカケス Steller's Jay。青い翼と立派な鶏冠が特徴の鳥です。これはまだおとなしい方で、トロントのメジャーリーグチーム「ブルージェイス」の名前にもなっているアオカケスはもっと美しい青をしています。
それでも羽を広げてるところを撮れたんでバッチリですね。ピンぼけ気味ですが・・・。



シマリス(7匹目)。本当にそこら中にいるなぁ。



ここにはカフェが建っていて、食事なんかが出来ます。
ここには遊歩道以外の道路は通じてないですから、物資は人が運んでくることになります。それかさっき見た馬に担がせるのかもしれません。どちらにせよ大変ですね。
一通り見て回ってところで、ルイーズ湖へ戻るべく来た道を戻ります。



アグネス湖から溢れてできた滝。どこへ流れていくのかは知りませんが、最終的には大西洋の辺りに流れ着くはずです。太平洋に行くよりも果てしない旅ですね。



前回も見たやたらにデカい氷河の爪痕を見ます。本当にデカいんですよね、これ。この氷河が引っ掻いた跡は「氷河擦痕」と呼ぶのだそうですね。初めて知りました。
山の麓から中腹にかけての擦痕跡が色濃く残っていますが、よく見るとそこから頂上にかけてもうっすらと残っているんですねぇ。削られた時期が明確に違うということなんでしょう。



切り返し地点まで戻ってきました。
往復7kmなのでまあまあしんどいトレッキングでしたが散歩感覚で歩けるので気軽に楽しめました。景色もいいし、人気なわけだと思いました。
今回はここまで。


その37へ→

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その37 【2015/07/08~18】

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2015年7月15日(水)13時37分
アルバータ州バンフ国立公園 ルイーズ湖
アグネス湖から戻ってきました。
山登りする前よりも明るくなっていて、ルイーズ湖の湖面もさっきより綺麗に写っていました。



絵に描いたような色の湖で、本当に綺麗なんですよねぇ。惚れ惚れしてしまいます。



また何か動物がいました。



シガラマーモットかなぁ・・・?微妙に違う気がするんだけど、自信ないなぁ。



なんだか仕切りに鳴き声を出していたのが印象的でした。



とても綺麗な花壇を見たら、ルイーズ湖を去ります。



まだ昼飯を食べていなかったのですが、ここだという店も無かったので昨日立ち寄ったレイクルイーズステーションレストランに行きました。
保存客車で食べれるほどの身分ではないので、普通に駅舎でランチです。



ハンバーガー。
ここに至ってホームメイド志向のおいしいハンバーガーもカナダでは主流なのだなということに気が付きました。
ハンバーガーというとファストフードのイメージが先行してしまって、わざわざレストランで食べなくても・・・と思ってしまいますが、ファストフード店よりも美味しいのは当たり前ですし(当然その分値段もするが)、工夫も凝らしてあって店ごとに食べ比べするのも面白いです。乱暴な言い方をすれば、種類がたくさんあって店ごとに特色の出ている日本のラーメン屋みたいなものかもしれません?



サーモンのグリル。
アルバータ州辺りまではシーフードが普通に食べられていました。これが東部のオンタリオ州辺りまで行くとあまり見かけなかった・・・ような気がします。



牛の煮込み。濃厚なソースが美味だった。
駅舎を活用した奇をてらったレストランですが十分満足できる美味しいお店でした。おすすめ。



駅舎を再利用したレストランということで、店内には当時の物品が置かれています。
これはカナディアンパシフィック鉄道の「カナディアン」のポスターです。なんといっても最後尾の展望車がウリなのでそれを推しだしたポスターになっています。



店の奥は資料室になっていて駅員が使っていた道具なんかが置かれています。これは電信装置です。他の駅や列車との連絡に使っていたんでしょうかね。



土産屋もありますが、特に何も買わずに撤収。



レストランを後にすると、遠くから列車の汽笛のような音が聞こえたのでもしやと思い駅の近くの線路脇で待機することに。
ちなみにレストランで食事が出てくるまでの間も待ち構えていたんですが、来ず。

そしたら、本当に来ました。うひゃー、やったぜ。ちょっと脇に生えてる木が邪魔でしたが・・・。



機関車は堂々の5重連!!圧巻の一言です。
機関車は先頭から、 GE AC4400CW形CP8575号機+GE ES44AC形CP8830号機+AC4400CW形CP9673号機+AC4400CW形CP9658号機+AC4400CW形CP8527号機。書くのも一苦労・・・。
峠越えとはいえこんなにも連結するもんかと思いましたが、ただの回送なのかもしれません。



これは何度見てもすごい光景だと思います。5重連・・・。



貨物の中身は恐らく穀物でしょう。プレーリーで収穫された穀物をえっさほいさと国内外へ向けて輸送しているのです。
貨車はご覧のとおり密閉式ホッパー車です。貨車の数は確か160両くらいかな?
この写真に写っているCanadaの文字が入った赤いホッパー車はひと目でカナダと分かるためお気に入りの貨車で、模型でも持っています。これに限らず北米の貨車はカラフルなものが多いですから、模型を走らせるときに映えて眺めていて楽しいです。



そろそろ列車が通りすぎるなと思ったら後補機にES44AC形CP8866号機が連結されていました。峠越え区間ではやはり後補機を繋げるのが規定なんでしょうかね。
列車が過ぎ去ったら次の場所へ向かいます。ちなみに貨物列車はこれ以降出てきません・・・。


その38へ→

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その38 【2015/07/08~18】

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2015年7月15日(水)16時59分
アルバータ州バンフ国立公園 ペイトー湖
レイクルイーズを後にした我々は、レイクルイーズからハイウェイ93号線を北上していきます。今日の目的地はレイクルイーズの南にあるバンフという町ですが、取りこぼした観光地を回収するために一旦針路を北に取ります。
そして辿り着いたのがペイトー湖 Peyto Lakeです。



ここでゴワス。レイクルイーズからだいたい30~40分間程度ですかね。



この湖は高台から見下ろす形になります。湖畔へ近づけるトレイルももしかすればあるのかもしれませんが、パッと見見当たりませんでした。
湖は結構綺麗な色をしていて周りの地形も壮大なので眺めはとても良いです。モレーン湖の次に美しい湖だと思いました。



湖の左側は川になっていて、氷河の雪解け水が湖に注がれていました。やたら川幅(?)が広いですが、この砂の堆積もモレーンの一種なんでしょうかね。



名も知らぬ花。
植物は本当に種類が膨大で調べるのが大変でかつ見分けもなんだか付きにくいんで、こっちの勉強をするのはまあ当面ないよなぁと思います。



次はペイトー湖の南にあるボウ湖 Bow Lakeに向かいました。



ボウ湖はハイウェイのすぐ脇にある湖です。かなり広い湖なので写真に全部収めるのはムリっす。



湖の色以外はなんだかごく普通の湖という感じもして、逆に安心感すら覚えます。



浜辺もあって並も打ち付けてきます。思えば、カナディアンロッキーで波が立っている湖を今まで見た覚えが無かったので、これは新鮮に思いました。



洒落た写真を撮ろうとするも・・・。



鳥。何だか地味すぎて名前を調べる気が起きず・・・。誰か代わりに調べといて。



モレーンだらけの湖畔。時期に湖を埋め尽くしてしまうのでは?と思ってしまいます。まあ氷河が消滅してしまってるからムリか。



スクールバスのIC Bus CEが停まっていました。
こんなところでスクールバスを見るとはなぁ。まず間違いなく観光バスとして使ってるんでしょうけど(スクールバスを間合い運用的に昼間は観光バスとして使うことは結構あるらしい)。



ボウ湖を見たらあとはもうバンフへ向けて南下するだけです。ずっと車を走らせていましたが、もう少しでバンフというところで車が沢山路駐しているところに出くわしました。
周りに何か目立つ施設や観光地があるわけでもない・・・ということは何か野生動物がいるに違いない、というのは数日前に路上でのヤギとの遭遇で学んでいました。
ですのですかさず我々も路駐してあたりを調べます。



人だかりの見ている視線の先にいたのはシカ類最大のシカ、ヘラジカ(ムース) Mooseでした!遭遇率はクマ並みに低いとされるレア動物ですので、遠目とはいえ遭遇出来たのはかなりラッキーです。
まだヘラ状にもなっていないくらい短いですが角が生えているので、オスのヘラジカです。のそのそと歩く姿には畏怖を少々感じました。すごい。



近づいてくれればよかったのですが、人だかりができて警戒してしまったのか木々の奥へと行ってしまい、これ以上の観察はできませんでした。



ちなみにこんなところです。沼地が広がっていますね。
ヘラジカは沼地に生息しているので、ちょうど出現しやすいところだったわけです。



ヘラジカのいたところから見えた変わった形の山。
尾根から左側は普通の地形をした山ですが、右側はなんだかヤスリで削られたみたいに真っ平らになっています。
氷河に削られてきれいに整えられたんでしょうね。森になっている部分は全部モレーンでしょうか。面白い地形が多いです。



この後は、バンフの町に着いて、B&Bにチェックイン。
夕食がまだだったので、町のショッピングセンターのフードコートで食事にしました。インドカレーを出す店にしました。
これはバターチキンカレーですな。米はタイ米のような細長くてパサついたアレですが、抵抗なく食べれます。いつだかのコメ不作時のタイ米騒動が原因でタイ米が不人気になっていましたが、アレってたぶんマズい古米を輸入したとかそんなところだと思いますよ。
結局、フードコート相応のイケる味でした。だがしかし、やはりフードコートで$10~15するというのは値段が高いよなぁと思います。



その後、ヘラジカ見れたんだから勢いに乗って他の動物も見に行こうとして、ナイトサファリよろしく動物観察へ。B&Bの主人に動物が出そうな場所を聞き出してそこへ向かいました。



バンフの西側にある沼地帯、バーミリオンレイク・ロードとレガシー・トレイルの境界まで車で行って、そこから歩いて探索します。
ちょうどヘラジカが出現したところから近いんですね。



ただまあ、なんだか出くわなさそうな雰囲気だったのと、クマ注意の看板にビビってしまい、10分足らずで探索終了。B&Bへ引き返しました。
出る時は出るらしいんで(特に朝か夕暮れ時)、もし気になったら行くといいと思います。

こんなところで8日目終了。翌日へ続く。


その39へ→

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その39 【2015/07/08~18】

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2015年7月16日(木)10時41分
アルバータ州バンフ サルファー山麓
9日目です。今日はバンフを観光しますよ。
まずはバンフの町から南の外れにあるサルファー山 Sulphur Mountainを攻めます。天気はあいにくですが、まあ行ってみましょう。



バンフの名所のひとつなので、バスもたくさんやって来ます。
チャーターバスラインズのPrevost H3-45 (3rd genration)。



ブリュースターのMCI J4500。



TRAXXのVan Hool C2045。
バンホールはベルギーのバスメーカーで、この車種を見たのは初めてです。ヨーロッパ製にしては随分角ばったバスだなと。



山頂まではゴンドラに乗って行きます。何だかパンダみたいだな・・・。



ゴンドラを登り降りするパンダの首の群れ・・・。
登山道もあるので、体力の自信ニキは歩いてみましょう。



山頂に着きました。標高は2285mです。サルファー山には山頂がもうひとつあって、それが写真に写っているサンソンピーク Sanson's Peak。山村ピーク?
建物が建っていますが、あれは気象観測台なんだそうです。遊歩道があるのでそこまで行くことが出来ます。足場と階段で整備されたとても歩きやすい遊歩道です。



山からはバンフの町並みが一望できます。それはここが人気の観光地な理由です。
町と川に挟まれている形になっている低い山はトンネル山 Tunnel Mountainです。変な名前ですが、あれはあの山に鉄道の隧道を掘るつもりだった時の名残だそうな。
周りの地形を考えると、別に隧道を掘る必要も感じられず。隧道を掘ることで現在の線形と比べて多少距離を縮められますが・・・。それでも建設費用に見合わないと判断されたのか、結局隧道計画は頓挫して線路はトンネル山を北側に迂回するように敷設されました。



ゴンドラの山頂駅はあんな感じです。レストランや土産屋もありますぜ。



あー、雲行きが怪しくなってきました。ちなみにここ、元々曇りのせいもあるんですが、結構寒いです。防寒装備は必須ですぞ。



観測台に着く頃には数十mから先の視界はゼロに。完全に雲の中やでこれぇ。
ここの気象観測台は1903年に造られました。ただしこれは復元されたものらしい。



ガラス張りにされてますが中を見ることが出来ます。確かに全体的に古さを感じない建物だなぁと。



シマリス(8匹目)。どっこにでも現れるな。



ゴンドラ乗り場に戻ってきたんですが、戻る途中から雪が降ってきてですね、ちょっとえらい目に遭いました。7月の2000m級の山で雪か・・・。



急に寒々しい写真になりました。1時間と経たずにこれだから、山の天気は変化が早いですね。



かと思えば反対側ではこんな景色が広がっているんですから、山というのは分からないもんですなぁ。
雲の切れ間から景色が見え隠れするというのは幻想的でしたな。



麓に降ります。



麓。
フロンティアバスのMCI J4500。ヘッドライトケースが三角形の2013年以降のモデルチェンジ車です。



ロームバスのNova LFS。
ロームバスはバンフの路線バスです。全部で4系統の路線がバンフの町内とその郊外、それと隣町のキャンモアを結んでいます。本数は30~40分に1本で、不便という程でもない本数(30分に1本運行されるのが個人的には公共交通を利用しやすいと思える最低ライン)。経路が集中するダウンタウン内だったら本数が増えてより利用しやすいと思います。
終バスも22~23時台まであるので、夜遅くまで遊べるのもいいです。日本でこのくらいの規模のバスだったら本数は数時間に1本で18時くらいが終バスだろうなぁと思うと、カナダの公共交通って頑張ってるんだと思います。
車種はビクトリアでも散々撮影しているLFSですが、これはヘッドライトが1灯しかないタイプで、今回初めて撮影しました。2灯と比べると結構印象が変わってきて、愛嬌が出たような気がします。

こんなところで今日はここまで。


その40へ→

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その40 【2015/07/08~18】

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2015年7月16日(木)13時57分
アルバータ州バンフ メリッサ・ミスステーク
サルファー山からバンフのダウンタウンに戻り、そしたらお昼ごはんにします。お昼はメリッサ・ミスステークというグリルレストランにしました。
ステーキの美味しい店です。昼からステーキなんて贅沢でいいですよ。レンタカーで来たのでお酒飲めないのが残念でしたが・・・。



サラダ。なんだかすごい健康に良さそう。



昼食後はダウンタウンをぶらぶらとします。
旧軽井沢みたいな感じのリゾート地っていう感じがしますね。それでも道路は片側2車線確保されているのは自動車社会のカナダらしい所です。
建築物の高さは上限が決められていて、建替や改築にも町の審査を通らないと出来ないなど、景観維持のために厳しい制限が設けられているんだそうです。



ものすごく地味なマクドナルド。京都みたい。派手な色遣いは出来ないということなんでしょう。



ロームバスが停まっていたんで撮影。Nova LFS HEV、ハイブリッド車です。
なおローム Roamというのは「ぶらつく」「歩き回る」という意味です。そう思うと何だか急に地方の観光客向け周遊バスみたいな雰囲気が出てきますね、これ。



同じLFS HEV。ロームバスは車両ごとに色が違うヤツですね。フルラッピングというのも広告以外だと珍しいですかな?



買い物を済ませた後は、バンフ駅に向かいました。駅舎は中々立派なものです。
ここに停まる列車は夏季のみの臨時列車「ロッキーマウンテニア」ぐらいで今日は列車の設定がなく、かといって貨物駅というわけでもないのですが、何か貨物列車が通り過ぎるかもしれないと思ってやってきました。



今書いたように列車は基本的に来ないんですが、高速バス「グレイハウンド」がここを発着しています。主にカルガリーからのバスですね。カナダでも鉄道駅をバスターミナルにするのだなぁと。



室内は観光案内所やロッキーマウンテニアのカウンターなどがあります。今日はもう店じまいしていましたが・・・。



線路のある方へ出ます。ホームは1面だけで、あとは引込線が数本あるだけです。
ちなみに列車は来ませんでした・・・(悲)来いと思うと来ないんだなぁ、困るなぁ。



時刻表です。カナディアンパシフィックのロゴが昔なのがいいですね。
時刻表は黒板で出来ているので、毎日書き込んでいたのかな・・・大変だろうに。



線路なう。いけないマーモットだ。



今日の野鳥。B&Bの前にカササギがいたので撮影。



B&Bに泊まっているのにそれらしいことをしていないと思い、夕飯はスーパーで買い込んだもので適当に作りました。
端からちゃんと料理するつもりないのでめちゃくちゃ適当ですが。



夕食後は昨夜の動物探索のリベンジです。昨夜とは別の場所へ向かいます。
その途中で性懲りなく貨物列車を少しの間待ってみましたが現れず。もう今回はダメだね。



向かったのは町から北東の位置にあるキャンプ場の周辺の道路。10kmほどのループ状の道路になっていて、この道路沿いに動物が現れるというのです。
車で行って回っていきます。



動物は朝か夕暮れ時に動くので、それに合わせて日暮れ前に合わせて行動します。
ループ道路を時計回りに進んでいったのですが、中間地点の湖を過ぎても動物の気配がせず。今夜もダメか・・・と思っていたのです、が。



!!!



すごいこれ!!エルク Elkの群れだ!!群れで草をむしゃむしゃ食べています。
路肩へ車を停めて撮影します。幸い、車が通るくらいではエルクは気にも留めないようで、撮り放題でした。これはテンションも上がるというものですよ!



エルクは日本だとヘラジカ(=ムース)という意味になるのですが、北米だとエルクはエルクです。このエルクは日本だとアメリカアカシカに相当する種類のシカです。現地だと「白いケツ」という意味の言葉が訛ってできた「ワピチ Wapiti」という呼び方もするそうな。確かにお尻が白い。
この群れのエルクはどれも角が生えていませんでした。今の時期、雄鹿は角が伸びているはずなので全員メスということになるんですかね。繁殖期以外はオスとメスは別々で群れを成すそうなので、そういうことなんでしょう。



シカの割に身体は大きく、馬に近いくらいの大きさをしています。シカの中では昨日見たシカ最大のシカ、ヘラジカの次に大きいとのことです。
しかしまあ、食べるのに熱心でみんな顔を下に向けてるなぁ・・・。それとみんなケツを向ける。



たまに顔を上げているエルクがいたらすかさず撮影。



人間なんか無視してると思ったんですがじりじりと奥の方に下がっていってしまい、撮影するには遠くに逃げられてしまいました。
辺りもいい加減暗くなってきて撮影も難しくなってきたので、ここらで撤収しました。ひとまず野生動物の群れを見ることが出来て満足です。群れなんてそう見ないですものね。



参考までに、エルクを見かけたのはこの森が開けた所です。見れるかどうかは運次第ですが、近くに来たら寄ってみるといいと思います。

この後はB&Bに帰って就寝しました。翌日はついにカナディアンロッキー最終日です。
翌日へ続く。


その41へ→

久々のJR浜松工場見学 前編 【2016/07/23】

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2016年7月の話です。
毎年この時期になると浜松にあるJR東海の新幹線のための工場「浜松工場」が一般公開されます。もろに子供をターゲットにした催しなので今となっては近づきづらいのですが、今年は少し事情が違います。
この公開の目玉は、新幹線を車両検査する際に使う車体吊り上げ用のクレーンの実演で、「空飛ぶ新幹線」として知られています(空飛ぶという表現はちょっと違う気もするが)。ところがこれが今年限りで運用を終えてしまうのです。新工場の建て替えが数年前から進んでいて、その新しい方にはこの方式は受け継がれないようです。

でまあ、最後にもう一回見ておきたいね、ということになって行くことにしました。
道連れに大船在住ZeBonくんと磐田在住ぞーなさんを召喚して出発です。



午前10時頃、新浜松駅。
浜松に行く前に遠州鉄道のモハ30形が走っていないかな?と調べたところ、ちょうど走っていました。普段は波動用か予備用でめったなことでは走らないそうですが、この時期は夏休みということで特別に運用を予め決めた上で走るのです。
これにも乗っておきたいね、ということでまずは遠鉄を攻めます。最初に浜松工場に行くと戻ってくる頃にはもうモハ30形が運用を終えている可能性があることと、開場したてのメチャ混みな浜松工場は避けたいからというところです。
とりあえず1000形に乗って西鹿島の方へ。



終点の西鹿島駅からモハ30形に乗るつもりでいたんですが、電車に乗るのが遅かったのでそれだと間に合わず、途中の西ケ崎駅で折り返すことにしました。
ここには昔の電気機関車ED28形なんかがいるのでそれを見ながら待ちます。



モハ30形が来ました。ED28形とモーターカーを添えて撮影。
右側のホームに入ってくれると構図が良かったんですが、左側に入ったのでちょっと無理矢理感が・・・。



これで新浜松駅まで戻ります。
吊り掛け駆動モーターという古いモーターを載せているのがモハ30形最大のウリなのでモーター車に乗ります。
吊り掛け電車は今や数えるくらいしかいないですから、これを積んでいるというのは結構なステータスなのです。今にも分解しそうなやかましい音が特徴なのです。



新浜松駅では隣の線路に留置されているモハ30形との並びが撮れました。両者ともにモハ30形ですが、見た目も中身も別物です。



こんな風に軽い撮影会状態になっていました。



この後は浜松工場へ向かいます。工場まではシャトルバスに乗ります。
バスは主に遠鉄バスが運行しています。エアロスターからポンチョまで手の空いている車はとにかく動員するスタイルでした。しかしポンチョはどうなんだ・・・。
これは三菱ふそうエアロスターM。古いバスですが遠鉄バスにはまだ一定数がいる・・・ような気がします。



かと思ったら最新型のエアロスターも来ました。MP38顔のMP35、いわゆる新MP35系です。MP38系はノンステップ車ですが新MP35系はワンステップ車なのです。ワンステ車の方が窓の下辺が高い位置にあるので見分けやすいと思います。
MP38顔をまともに見たのは初めてでしたからこれはちょっと嬉しかったですね。

で、我々はその後来たエルガかブルーリボンに乗って工場へ。



はい着きました。
トラバーサがお出迎え。新工場建設の際に設置されたもの・・・のはず。



工場の中を進んでいきます。古い棟(戦争の時の米軍機の機銃掃射跡が云々という話を聞くのでだいぶ昔の建物)なので、こっちはそのうち取り壊されるんだと思います。
もうすぐ吊り上げ実演が始まるのでまずはそこへ向かいます。



たどり着きました。人混みはまあまあ。やはり人が減るだろうお昼時を狙ったのが良かったと思います。
車体吊り上げは人の背よりも高いところで行われるので、別に最前列に陣取らなくても不自由なく見られるというのがいいですよね。



奥にいるN700系が吊り上げられてすぐ手前までやってきます。迫ってくる部分は動画撮影したのでここでは無し。
タブレットで撮影している人がいるのが現代だって感じがしてそれもまた良し。



今度は奥へと戻っていきます。こちらは静止画撮影です。
JRはこの状態を「空飛ぶ新幹線」と呼んでいますがそれだと何かジェットエンジンと翼を付けてビュンと飛行しているイメージで、「宙を舞う新幹線」くらいが適当だと思います。もう吊り上げられることはないので、もはや議論しても仕方のないことなんですが・・・。



メインイベントは消化したので他の展示を見て回ります。
今日はここまで。


後編へ→

久々のJR浜松工場見学 後編 【2016/07/23】

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新幹線の車体吊り上げ実演を見た後は、他の展示物を見て回ります。
まずは工場の入換機L9。どこ製だか知りませんが、北陸重機製だというウワサです。
新幹線の入換をするので連結器はそれ用の密着連結器です。かなり出っ張った位置にあるのが特徴。



こっちは新幹線の線路の保線車両。青と黄色の塗装はJR東海の保線車両では統一されたものです。
これはバラスト整理車のKVP-S形という車両。形式名の文字はKehren(掃く)、Verdichten(締め固める)、Planieren(整地する)、Stabilizieren(安定化する)の頭文字になっています。
マルタイことマルチプルタイタンパーと一緒になって作業します。マルタイの作業後に散らかった道床を掃除して整えるという役割を担っています。



そしてこれがマルチプルタイタンパー。保線車両の代表格のひとつといえます。
新幹線が走ることで生じる線路の歪みを直す車両です。レールを持ち上げてそしたら道床のバラストに爪を突き刺して振動させます。それによりバラストが敷き詰められてレールをしっかりと支えることが出来るというわけです。



SW形延線車。
新幹線の電気を供給している架線のトロリ線を張り替えるための車両です。トロリ線を延ばす、巻く、引っ張る、積み込むといったことができるのです。
これと組んで動くだろう作業車と装柱車が連結されているんですがこれらは省略。



衛星通信車。
新幹線で災害が起きた時に現地で情報収集し、その内容を東京の指令所へ送るための自動車です。パトカーや消防車と同じ緊急車両という扱いのようで、サイレンを鳴らせば優先して道路を走行できるのだそうな。



ボディ側面が新幹線の帯と同じなのが面白いです。



おなじみ923形ドクターイエロー。



話題のパワーワード、無人新幹線爆弾。この時はまだシン・ゴジラ公開前であったわけだけど。



治具に車体を乗っけているN700系。クレーンで運ばれてきたんだろうなぁ。
とまあこんな感じで浜松工場の見学はおしまい。ぼちぼち帰ります。



帰りもシャトルバス。遠鉄バス以外にも「浜松バス」という観光バスも動員されています。これは三菱ふそうエアロバスですな。



日野セレガHDに乗りました。観光バス車なのでアタリですね。



浜松駅に戻ってきた後は、もう一回遠鉄に乗って全線を往復してきます。ZBSが駅メモというゲームのために乗ったようなもんなので、駅メモやってない身からすれば特に面白くもなかったのでほとんど寝ていました。

その後は浜松で夕飯を食べて磐田のぞーなハウスに一泊させてもらいました。
というわけで翌日へ続く。


翌日へ→

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その41 【2015/07/08~18】

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2015年7月17日(金)6時51分
アルバータ州バンフ バンクヘッド
ついに10日目です。
昨夜エルクの群れを見た興奮が冷めやまないので、朝早くに同じところに行ってもう一度動物を見ようと思いました。
エルクの群れのいた草地には誰もおらずがっかりしたところでさらに車を走らせると、エルクが1匹だけ歩いていました。
他には何も見かけなかったので、「シカでした」って感じでほぼ肩透かしでした。



あとは町の南側にも出ると聞いたのでそこにも行きましたが、飼い馬がいただけでやはりスカでした。



B&Bをチェックアウトしてまた出かけます。今日でカナディアンロッキーとはお別れで、そこからはアルバータ州最大の都市カルガリーへ向かいます。
その前にバンフの名所のひとつ、「ボウ滝 Bow Falls」へ。
滝そのものは、今まで見てきた他の大自然に比べると大したことはないです。が、バンフの町中にあることと、マリリン・モンロー主演の映画「帰らざる河」のロケ地だったことから、意外と観光客は訪ねてくるらしいです。
アニメの聖地巡礼と似たような部分はありますね。たぶんもう聖地巡礼目当てでここを訪ねる人はいないんでしょうけど、今でも語り草になっているのはすごいですね。大洗のガルパンもこんな感じに語り継がれるのかもしれない・・・。
これを見たらバンフとはお別れ。



カルガリーへ向かうのですが、その前に最後にもう1箇所観光地に寄っていきます。
バンフから西へ、つまりカルガリーとは逆方向へ道のりにして約50km先にあるクートニー国立公園内にある「マーブル渓谷 Marble Canyon」へ来ました。



ここやで。
トランスカナダハイウェイから93号線に分岐し、州境を越えてBC州へ来ました。



ここは深く鋭く切れ込んだ渓谷が見どころなのです。ここを訪れる前はそういう触れ込みでした。
谷間ができる仕組みは写真の通りです。そこに氷河の雪解け水が流れ込み川を作ることで谷間を侵食し、より深い渓谷を形成するのです。



駐車場から渓谷まではちと歩きます。
・・・・・・。



・・・・・・、なんだこの景色。今までとは明らかに異なる風景です。
背の高い木は皆枯れたように枝葉が無くなり幹だけで、その間に背の低いまだ若い木々が生えています。しかもその若木はどれも揃い揃って同じ高さです。
似たような光景は前にも見ましたよね、これ山火事です。2003年の夏にここ一帯で大規模な山火事が起こったのです。この枯れたような木々は山火事の時の燃えカスなのです。
この山火事の跡がマーブル渓谷もうひとつの見どころです。私としてはこちらこそがここ最大の魅力だと思います。



2003年7月のある日に、落雷による山火事が5箇所で発生。うち3箇所はすぐに鎮火しましたが、残り2箇所はその後も延焼しました。
その山火事はなんと40日間も続き、山火事が燃やした面積は170平方km!
山梨県上野原市を1回、千葉県船橋市を2回、神奈川県座間市を100回、コミケ会場(東西展示棟)を2125回、東京ドームを3636回分燃やせます。やばい。
ここらへんでこの規模の山火事はだいたい200~300年ごとに発生しているんだそうな。



川が見えてきました。トクム川 Tokumm Creekと言うんだそうな。
すでにかなりの谷間ですが、こんなのまだまだ序の口でした。



渓谷にはところどころ橋が架かっていて、谷間の底をのぞけます。
川の流れ、見えます?そのくらい深いんですよ。



ズームしてみる。これは死ぬ。



今回はここまで。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その42 【2015/07/08~18】

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2015年7月17日(金)10時52分
ブリティッシュコロンビア州クートニー国立公園 マーブル渓谷
マーブル渓谷の続きです。
遠くにそびえている山を見てみると、てっぺんまで緑がほとんど無く、全て焼けてしまったことがわかります。これほど「生」を感じない景色は初めてですね。



とはいえ、その地面では次の生命が着実に息吹いているのです。燃えカスは新しく芽生える植物やそれを食べる動物の栄養源となるのです。
前も書きましたが、カナダでは山火事も自然サイクルのひとつと考え山火事を基本的に手を出しません。人間による消火作業では焼け石どころか焼け山に水だから手を出すだけ無駄、という面もたぶんあるんでしょうけど。



渓谷はこういうふうになっています。山火事より以前はうっそうと茂る森の中を歩く感じだったのでしょうけど、今ではとても開放的な景色が広がります。



渓谷を見ながら奥へと進みます。右側なんてボッコボコに削れてますね、これ。



たぶん山火事で燃えた松ぼっくり。山火事を生き残り、12年目にして芽が生えた・・・のか?



シマリス(9匹目)。もう望遠レンズに変えるのも面倒になっていますね。






花。



奥に行くに連れて底が深くなってる気がしないでもない。
とてつもない期間、侵食を受け続けていたような感じです。かつては水の流れがどうだったのかを想像するのも楽しいです。



一番奥まで来ました。渓谷を抜けるとそこは普通の小川でした。水流は結構速いです。



上流を見ます。
繰り返しになりますが、全てを焼き尽くす炎とそれに屈することなく成長を続ける木々には畏敬の念すら覚えます。本当すごい光景だなぁと思います。



小川の流れは滝となって渓谷の底まで流れ落ちます。今回見てきた他の侵食系瀑布では一番の迫力でした。






シマリス(10匹目)。動物も戻ってきているということは生態系が復活しているということなんでしょうね。



瀑布のところから引き返して駐車場に戻ります。
これでマーブル渓谷はおわりです。何と言っても山火事の跡をまじまじと見せつけられた衝撃はとても強いものがあります。こんな光景が毎年カナダのどこかで発生しているのかと。また、動植物もそれに負けることなく自らの生態系を取り戻そうとする姿は逞しいです。
カナディアンロッキーの自然を今日まで何箇所も見てきましたが、一番記憶に鮮明に残っているのは最後の最後に訪ねたここです。
カナディアンロッキーの主要観光コースからは外れたところですが、ここは是非行ってほしいと思います。

これでついにカナディアンロッキーとはお別れ。
山、森林、湖、氷河、色々な表情を見ましたがどれも迫力がありまさに大陸級と言うべきものでした。めぼしいところは今回でおおよそ抑えましたが、まだまだ絶景はたくさんあるのでまた機会を見つけて行ってみたいと思える場所でした。町は綺麗だし食事も美味しいしね。
さて、後ろ髪を引かれながらも最後の街カルガリーへと車を走らせます。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その43 【2015/07/08~18】

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2015年7月17日(金)15時27分
アルバータ州カルガリー カルガリー軍事博物館
前回から時間と場所は一気に飛んで、カルガリーへ。
マーブル渓谷からは一気にカルガリーまで車で走りました。途中一瞬だけ休憩しましたがそれでも2時間程度でカルガリーまで行けるんですね。
到着後は両親を一旦ダウンタウンで降ろし、自分だけは写真の「カルガリー軍事博物館 Military Museum of Calgary」へ向かいました。ちょっと興味があったんで行ってみました。あまり見学時間が取れなかったので主に実機展示を見てきましたよ。



まずは屋外展示から。戦車や野砲などが展示されています。
戦争博物館というと胡散臭いイメージ(大体靖国神社のアレのせい)があるんですが、カナダはさすがというべきか実機展示も充実しています。
では見ていきましょう。



1台目はこれ、「チャーチル・クロコダイルMk VII Churchill Crocodile Mk VII」。
ガルパンでもおなじみチャーチル歩兵戦車ですね。ダージリンの搭乗車と違って履帯カバーが無いので印象が異なりますが。
歩兵に随伴して彼らの支援や防御を行う歩兵戦車なので対戦車戦はあまり考慮されてないです。なんていうかイギリス戦車ってこんなのばっかなんで他国と比べてどうも影が薄いんですな。それでもガルパンでだいぶ名を挙げた(?)と思います。
ちなみに名前は当時の英首相ウィンストン・チャーチルから。現役の首相を戦車の名前にするセンスというか脳ミソの中身というか。10式戦車を鳩山戦車と呼ぶような感じなので

で、ここにあるのはチャーチル・クロコダイルという戦車に火炎放射器を積んだ「汚物は消毒だー!」を地で行く戦車です。火炎放射器は主砲ではなくその脇の機銃のようなものです。元々機銃があったところを火炎放射器に交換したんですな。
戦車本体の他に火炎放射に使う燃料を積んだ燃料車を別に連結して運用します。主砲はそのままなので戦車としても運用できるんだそうで。
火炎放射戦車なんて珍しいんやろなぁと思ったんですが、世界に現存しているチャーチルのうちだいたい3分の1はクロコダイルだそうなので、まあ普通か・・・ということで。
でも恐らく現存唯一のMk Iがトロント近郊のボーデン基地博物館に保存されてるんで見に行くといいかもしれませんよ。何か他にも面白そうな戦車があるからいつになるか分からない次回の襲撃リストに入れておこう。

ここの説明板、保存車の経歴が書かれていないのでどういう戦車だったのかはよく分かりんせん。他の車両も含めカナダ陸軍が使っていた戦車だとは思うんですが。
あと説明板曰くこれはMk VIIIだそうですが、主砲形状からしてMk VIIの誤植なんじゃないかな?と思います。他の戦車の解説も何だかいい加減な印象があったので注意が必要です。



次はこれ、「センチュリオンMk 3 Centurion Mk 3」。これもガルパンに出てきたな。
イギリスの戦車って弱いし影薄くね?と陰口を叩かれたイギリス人、マジになって戦車を開発したら、悪いもんでも食べたのかなんだかいい感じのものが出来たぞ!って感じの戦車。たぶん間違った認識です。でも実際強い。
これのエンジン「ミーティア」はイギリス空軍の戦闘機スピットファイア用のエンジン「マーリン」を戦車用に設計し直したものだったり紅茶用の湯沸かし器を標準装備してたり、イギリスっぽさも残っとるやんという感じもします。
Mk 3は94mm(20pdr)砲を搭載した型式です。
これ第二次世界大戦時に設計された戦車?と疑うほどスマートで、好きな戦車の部類に入りますね。



おまたせいつもの、戦車博物館の常連「M4A2E8シャーマン Sherman」。
日本ですらその姿を見られる程だいたいどこにでもいるシャーマン、ここに保存されているのはM4A2E8という型式。M4A3E8「イージーエイト」じゃないぞ。
これの説明板、デカデカとM4A3E8って書かれてたんで最初はそう思ったんですが(実際外観はそんな感じに見える)、説明を読んでいくとどうもM4A2E8っぽいなぁ、と。いい加減な説明板だと困りますね・・・。

で、そもM4A2とは、トラック用ディーゼルエンジンを搭載した車両のことです。ガソリンエンジン主流の当時の戦車において現用戦車の標準であるディーゼルエンジンを搭載したのはさすがアメリカは先見性があるね、ということではなく、単に従来搭載していた航空機用星型エンジンが底をつきそうだったからディーゼルエンジンで代用しただけというオチなのでした。
エンジンは2基並列で搭載されていたため冗長性が高く足も速かったものの、使用燃料をガソリンで統一したいアメリカ陸軍はこれを嫌いました。戦車車種の増加による前線の運用の混乱を嫌ったがために、新型戦車を投入せずシャーマンを使い続けた陸軍ですからまあ残当。
でもって、従来から軽油も使っていたアメリカ海兵隊が使用した以外はソ連などの他国へ丸投げレンドリースされましたとさ。
で、その中でもM4A2E8はM4A2系列の後期型です。そのほとんど全てをソ連にレンドリースしてしまったそうな。じゃあなんでカナダにいるんだって話になるんですが、大戦後にアメリカから購入したという風に説明されています。たぶん大戦終結でソ連にくれてやるつもりが余ってしまったんでしょうかね?



お初にお目にかかる「クーガー装甲戦闘車 Cougar AFV」。なんだかカエルみたいな。
1976年に就役した6輪駆動の汎用装甲車"Armoured Veghicle General Purpose; AVGP"のひとつです。このAVGPを型として3種類のAFV、クーガー、グリズリー、ハスキーが開発されました。同じ車体で複数車種を開発することで開発費用を抑えるとかそんな目的なんだと思います。車体はスイスのピラーニャを元にしています。
イギリスの偵察戦闘車FV101スコーピオンと同等のL23A1 76mm砲を搭載しているのが特徴で、陸自の機動戦闘車と同類な感じです。偵察や火力支援の他に戦車の教習車にも使われていました。
195台が製造され、常設・予備機甲部隊に配備されました。1990年代に信頼性、耐久性、共用性向上のために延命工事が施工されました。2005年から退役が始まり現在はグリズリーを残して退役しています。ただし、払い下げ車両がカナダ国内や国外で現在も運用されているらしいです。



「リンクス装甲偵察車 Lynx Armoured Reconnaissance Vehicle」。
1966~1993年に軽機甲連隊に就役していたカナダの偵察車です。アメリカのM113系列のひとつです。
カナダはフェレット偵察車の更新用に174台を導入し、国内の部隊の他にドイツに展開していた4個旅団にも配備していました。たぶん今後も何度か出てくると思うんですけど、カナダ軍って陸軍と空軍を西ドイツに展開していた時期があったんです。たぶんNATO軍の一員として派兵していたんだと思います。
強固、高速、機敏、大陸横断性能、M113よりも軽量という性能を持っていて偵察や空輸に優れていたとされています。
兵装は50口径M2ブローニング機関銃とブローニング7.62mm1919機関銃を装備した他に運転、偵察、兵装用の夜間暗視装置、通信用のデュアルラジオなど。
コヨーテ偵察車に置き換えられて1993年までに退役しています。



カナダ空軍の戦闘機CF-5。CF-116とも言うらしいが116って数字はどっから出てきたんだと。
で、このようにエンジンの排気口から串刺しにされています。こういうダイナミック展示、こっちだとたまにありますね・・・。日本から見ると贅沢な使い方するなと思います。
塗装は冷戦前期のイギリスっぽい迷彩塗装がされています。が、ラウンデルやコーションマークなんかは無しですので資料性はちょっと劣るかな?ただ地上展示では見れない角度から見れるので、印象把握には持って来いだと思います。エリアルール対策がされたくびれた胴体とか主翼前縁付け根のLERXとかよくわかります。
F-5はまたの機会に見ることになるので今回は簡単に済ませます。

空軍の実機展示はこのCF-5だけと陸海軍と比べると寂しいものでした。ただ、執筆時現在ではF-86、CF-104、CF-18が公開されているらしいです(見学して少し後の2015年9月から公開し始めたようで・・・)。
F-86とCF-104はともかくCF-18は100 years of flight特別塗装機が保存されているので一見の価値ありかと。画像検索すれば分かりますが、お前ら戦争する気あるのか!?と思うほどハデハデですぞ。
他にも航空博物館がカルガリー空港の近くにあるので、空軍力が欲しい人はそっちに行けばいいのです。なお私は行かずじまいです。



野砲も展示してあります。これはまた後で。
丘の上に展示してあるので何だかそれっぽい雰囲気が出ている上に方の向いている先はハイウェイが走っていて、なんだかおっかない感じです。



犬釘を打つおじさんの銅像です。
犬釘ってレールの内側に立って打つもんだと思うんですが、まあこの場面はどう見ても式典だし、多少はね。



味方を誘導する兵士の銅像です。時代は朝鮮戦争辺りなんじゃないかな?(適当



館内に入ってみましょう。
玄関広間には写真を使った絵が飾られています。描かれているのは陸海空の兵士ですな。その上にはエリザベス女王の肖像画もありますね。



戦争博物館ということで文字の展示も豊富です。それの演出用に実車展示も併せて行うのも贅沢ですね。
1944年式のT-16汎用輸送車。ユニバーサルキャリアとも言います。
イギリスが開発した兵員輸送用の装軌輸送車で、T-16はフォードが生産したもの。フォードのことだからバカスカ造ったんやろなぁ。



「そこの歩道に伸びてるやつは何なんだ?」
「ここに住んでる」
マネキンもいるぞ。撮らずにはいられない。



移民してきた日系人部隊の展示。第十大隊日経義勇兵はカルガリーを拠点にしていた大隊で、第一次世界大戦ではフランスへ遠征に行ったそうな。現地での活躍はよく分からんです。パネルの写真を撮ってなかったの。
でも展示があるってことは活躍したんでしょうなぁ。



大層残念そうな顔をしているマネキン。どんな場面だったかな、これ・・・(忘れた



つよいインディアンのマネキン。インディアンも今や機関銃で武装する時代なのだ。槍など古い古い。

こんな感じで今日はここまで。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その44 【2015/07/08~18】

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2015年7月17日(金)15時56分
アルバータ州カルガリー カルガリー軍事博物館
軍事博物館の続きです。
博物館はいくつかの区画に分かれていて、陸軍館、空軍館、海軍館、第一次世界大戦館、冷戦館、みたいな感じになっています。中でも海軍館は実機展示が豊富なのです。
というわけでこれらを見ていきましょう。



まずは目立つものから。スーパーマリーン「シーファイアMk XV Seafire Mk XV」。
イギリス空軍の名機スピットファイアを海軍の空母でも運用できるように再設計した艦上戦闘機です。狭い空母でも格納できるように主翼が折り畳まるようになっているのが最大の違いですね。
スピットファイア同様たくさんのマークナンバーがあるんですが(それでもスピットよりは全然少ないが)、Mk XV設計の元になったのはスピットファイアMk XIIです。
これはスピットで初めてマーリンエンジンに替えてグリフォンエンジンを搭載した型式です。グリフォンスピットはオリジナルのマーリンスピットの機体から再設計が加えられて、主翼や胴体が別の形状になっています。ただしMk XIIはまだ再設計されていない段階だったので、マーリンスピットの機体形状にグリフォンエンジンを積んだ格好になります。ややこしいのだ。
1944年後半から生産が始まり、イギリス海軍に配備されたのは1945年5月。ただし、すでにナチスドイツの降伏は目前であり実戦投入はほとんどされず、発注分もほとんどキャンセルされたそうな。
で、戦後にカナダ海軍がこれを購入、自身の持つ空母へと配備しました。イギリス海軍のお古なのか新たに発注したのかは知りませぬが。1948年にシーフューリーに置き換えられるまで使用されました。かなり短命ですね・・・。

この機体(S/N PR-451)は、1946年1月に購入。空母HMCSウォーリアの第803飛行隊(後の第19支援飛行連隊VF-870)に配備されました。その後の経歴は不明ですが、現在はこのように博物館に展示されています。



主翼の折り畳まるところ。やっぱり厚みが薄いなぁと。



後ろから。
主翼は2段折り畳まる様になっていて、あまり見ない方式です。翼端同士がぶつかるのかしら?
PR-451は天蓋後部が胴体と面一になっているいわゆるファストバック式のキャノピーをしています。Mk XVの後期型は零戦みたいな後方視界も確保された涙滴型なので、これは前期型ということになります。
戦後になってファストバック式を作ることもないと思うんで、ということはPR-451はイギリスのお古ということか?



シーファイアを置き換えた機体、ホーカー「シーフューリー F.B. II Sea Fury F.B. II」。
これも第二次世界大戦期のイギリスの戦闘機ですが、初めて見た機体なんであんまよく知りません。ハリケーンから続くホーカー社の「嵐」シリーズの最後の機体です。Furyの意味は「嵐のような激しさ」ですから、ちょっとムリのある名前にも聞こえますが、まあハリケーン、タイフーン、テンペストと来ていよいよネタ切れだったんでしょう。
テンペストのエンジンが、複雑で信頼性が低くて使えないネイピア社のセイバーエンジンだったことから、もうちょっとまともなエンジン使おうぜってことになってブリストル社セントーラス空冷エンジンを採用した戦闘機です。あとは軽量化もしています。
1944年9月に空軍向けのフューリーが初飛行、続く1945年2月には海軍向けシーフューリーも初飛行。ところが同年5月8日にドイツが降伏しやがりましたおかげで速攻でいらない子になってしまいました。フューリーは結局生産されず、シーフューリーもだいぶ発注がキャンセルされました。

で、その宙に浮いてしまったキャンセル分の発注を買ったのがカナダ海軍なのでした。1948年から75機を導入していき、シーファイアを置き換えていきました。1956年までにF2Hバンシーに置き換えられるまで活躍していました。
ここに保存されている機体(S/N WG-565)は空母HMCSマグニフィセントの第870、第871飛行隊で運用されていました。

どうでもいいですけど、プロペラ5枚ってのは何だか気持ち悪いですねこれ。



所属記号はAA A。どういう意味なのかは知らんどす。
ラウンデルは戦後になってから楓の葉を入れたカナダ独自のものになりました。この楓の葉の形が年代によって微妙に異なるのでプラモデル作る時なんかは気をつけないといかんのですが、この形は初めて見たな・・・。1950年代頃まではこのデザインだったらしいようで。ついでに言うと黄色い縁は1952年まで使われていたらしい。・・・ややこしい。
日本くらいだと思いますよ、長い間ラウンデルのデザインが変わらない国。



それで、シーフューリーを置き換えた戦闘機、マクドネルF2H-3「バンシー Banshee」。バンシィと書くとガンダムになってしまうのでここではバンシーと伸ばしますよ。カナダ海軍初のジェット戦闘機にして最後の艦上戦闘機です。
これは元はアメリカ海軍用の艦上戦闘機ですな。初飛行は1947年です。かなり初期のジェット戦闘機と言えましょうぞ。ギザギザの空気取入口マークや空気取入口から見えるエンジンのファンとかが時代を感じさせるなって感じです。
元々は新型ジェット戦闘機の開発が上手く行かなかった時の保険として開発されてましたが、それは頓挫したようで保険のF2Hが最終的に900機弱が製造されることになりました。アメリカ海軍って保険の機体が本命になってばかりだ。
カナダ海軍では1955~1958年にかけて39機を導入、シーフューリーを置き換えていきました。10年経たずに戦闘機を置き換え続けるとか本当に昔の兵器更新ペースは今じゃ信じられないくらいに速いですね。空母HMCSボナベンチャーに配備されていました。
ただしだいぶ扱いに困っていたようで、39機のうち12機を着艦時の事故で失っています。3割に上る数字で、ちょっとヤバいです。
その後、軍の予算は減るわ、機齢が高くなって維持にお金がかかるわ、海軍は対潜重視に方向性を変えるわで1962年に退役しました。後継の戦闘機は無しで、空母自体もしばらくして姿を消しました。



なおこのバンシー、絶対写真を撮らせないぞと言わんばかりに撮りにくい位置取りをしています。
まず機首が部屋の角を向いていて、前から写真を撮れない。せめて横からと思っても展示物が入り込んで邪魔になる。
どうやっても綺麗に全体を取れないという残念な展示になっています。
バンシーの現存機はカナダに3機、アメリカに7機と北米にしては製造数の割に保存機の少ない比較的貴重な機種なので、もうちょいどうにかせいと思います。



目玉の戦闘機の展示の次は艦艇装備を見ていきます。さすがに軍艦はないです。
まずはリンボー対潜迫撃砲。ビクトリアでも見たことのある兵器です。ただ爆雷を投下するよりもこういう対潜兵器を使ったほうがやりやすいのです。手前に置いてあるのが爆雷ですな。
本格的な対潜兵器を見られるのがいいですね。日本は魚雷フェチで潜水艦とか軽く見てたから仕方ないね。なお結果。



対潜魚雷。
自衛隊の護衛艦にも似たような形の魚雷管がありますね。同じやつかしら?



Mk.46対潜魚雷。アメリカ開発の魚雷で、日本では短魚雷と言うと分かりやすいかもしれません。
艦か航空機から発射されて蛇行か円形に進んで接触もしくは近接信管で爆発します。
展示品はレプリカですが実際の廃品を利用したものです。カナダ海軍100周年を記念して武器庫の工員が自作したんだそう。



内部図解もあります。
弾頭の後ろには変圧器や変換器なんかがあります。



ジャイロコンパスとか制御パネルとか。
内部はNATO諸国が使用している魚雷のそれとそっくりに出来ているとのこと。



オットー燃料のタンク。オットー燃料は魚雷などに使われている燃料なんだそうな。詳しいことはよく知りませぬ。



後部の推進装置。エンジンとか歯車がごちゃごちゃと配置されています。



40口径(7.62cm)12ポンド速射高角/低角砲Mk.VとMk.IX砲架 12pdr, 40Caribre, QF, HA/LA, Mk.V Gun on Mk.IX Mounting。
カナダ海軍のバンゴール級掃海艇の主武装およびフリゲートの副武装として装備されていました。日本でも使ってたそうだぞ。
ついでに、バンゴール級はイギリス、カナダ、インドの海軍が使用していた掃海艇です。が、なんと日本海軍も使っていたのです。香港占領時に残されていた建造中の艦をかっぱらったようで、第101号、第102号掃海艇と名前を変えて使用していました。



エリコン連装砲Mk.2。名前の説明しかなかったのでそれ以上のことはちょっとわからないです。
こういう機銃まで展示してあるので、まあよくも集めたもんだと感心します。

はい今日はここまで。


その45→

【Bトレ】 静鉄A3000形を作る

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10月15日に静岡鉄道の長沼工場の開放イベントがありました。
デワ1形の展示とかA3000形の運転体験とかやっていましたが、物販ではA3000形のBトレが売られていました。お値段2,300円。Bトレも随分高くなってきましたね。
いつの間にと思ったんですが、ついこの間発売されたばかりだったようです。ていうか登場から半年でもう模型化されたのか、仕事早いね。どうやら事業社限定製品っぽいです。
Bトレはほとんど作らないのですが、A3000形は地元の電車なのと、いずれ7色全て出るだろうし全色揃えたら中々様になるだろうと思ったので購入してしまいました。



Bトレは組立模型なので自分で組み立てていく必要があるわけなんですが、箱を開けてビックリ!部品構成が通常のBトレとだいぶ異なっていたのです。
普通だと車体は前面、側面*2、妻面の4面を貼り合わせて組立てます。A3000形も基本はそれを踏襲してはいますが、側面の部品が2つ(窓を入れれば3つ)に分割されていたのです。
ちょうど車体の塗装ごとに車体の水色、ドアと幕板の白、窓まわりの黒という風に分割されています。先に書いたとおりBトレは普段作らないので詳しくないんですが、自分が知っている限りではこのような構造は初めて見たので驚きました。会社が製品を作る時に塗装工程が楽でいいですよね(部品の色は成型色でなく塗装)。



窓を組立てていきます。この写真を撮った後部品のハメ忘れがあったんで慌てて解体しましたが・・・。
これの組立図、1つの図解に車体の組立工程を全部詰め込んでるせいで読みにくいです。紙面構成もあるんでしょうけど、そこはページ数増やしてもうちょい分けて書いてもいいんじゃないと思います。



前面も2層構造という凝った分割をしています。ライトケースの立体感などがよく表現されているほか運転台上の計器盤も彫刻されていてよく出来ています。



続いて側板の青い部品を貼り付けます。



最後に白い部品を取り付けます。部品同士の隙間がなく合いがピッタリなのはさすがバンダイという出来です。



シールはこんな感じ。予備を用意してくれているのは親切。
行き先表示は普通と急行と通勤急行の3種です。日本語と英語の両方が収録されているのがマニアック。
方向幕ベースのシールはのり面に黒が印刷されていて風防の裏側から貼り付ける形になっているので、ガラスの裏から表示されているという立体感を再現しています。
他にも前面/側面の車両番号、A3000 Seriesの銘板、虹のロゴ、車椅子表示、号車番号、側面行き先表示器とたくさん種類があります。これは実車がそうなのでどうしようもないんですが、貼る量が多くて中々しんどい作業でした。



完成しました。いい感じになっていると思います。
最新のサスティナ車体に昔のTS台車の組み合わせは何回見ても不思議ですね。



前面。行き先は通勤急行で、静岡側を日本語、清水側を英語としました。
部品分割上、おでこに目立つ合せ目が来てしまうのは減点ですね。これ、成型色が白なら合わせ目消しが出来るんですが、実際は透明の成型色に白の塗装ですからどうしようもないです(合わせ目消ししてその上からまた塗るほどの気力はない)。前面部は別部品化して、白い部分は3パーツにするのが良かったと思います。



と、こんな感じでした。
おでこの合わせ目以外は見た目もよくサクサク組立てられるので楽しかったです。これは全色揃えたくなってきます。実車の導入計画の都合上一気に製品が発売されることもないのでお財布にも優しいですしね。

以上です。静岡へ来た際には買ってみてはどうでしょうかというベタベタなオチでおしまいとします。

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その45 【2015/07/08~18】

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前回に続きカルガリー軍事博物館の海軍館の展示を見ていきます。
4インチMk.XXI単装砲とMk.XXIV砲架 Single 4" Mk.XXI Gun on Mk.XXIV Mounting。4インチていうとだいたい100mmです。
第二次世界大戦時のコルベット、アルジェリン級掃海艇、イギリス海軍駆逐艦数隻に装備されていました。

展示されている単装砲は、1945年にカナディアンパシフィック鉄道軍需局のオグデン工場で製造されました。
鉄道会社が軍需局ってのも物騒な話で。元々は機関車や貨車の車両製造をしていましたが、軍需の高まりで戦争中は砲を製造を専門にしていたそうです。終戦までに30万ドル分の兵器を造ったそうな。
砲は戦後、長期間保管されたままになっていて、1992年にエスクイモルトのドックヤードに持ち込まれ、1999年にカナダ海軍太平洋軍司令R.バック少将が復元とカルガリーへの里帰り展示を指示したとされています。オグデン工場というのがカルガリーにあったからだと思います。
復元作業は戦時の砲手や商業水兵などの退役軍人によるボランティアが担当し、カルガリーまではカナディアンパシフィックが輸送したという、粋な復元と返還が行われました。

ちなみに防盾に描かれているノーズアートっぽい絵はHMCSカルガリーに描かれていたもの、だそうで。ただしこの砲がHMCSカルガリー搭載のものだったかは確証得られず。



裏側も見れますで。マネキンがおられるので様子が分かりやすいですね。
砲手2人と装填手1人といったところですかな。



狙いをつけるのだ。艦載砲なんて当たるもんじゃないし、とにかく数打つしか無いんじゃ。



ボフォース40mm機関砲 Bofors 40mm gun。
第二次世界大戦中の対水上/対空砲で、単装あるいは四連装で戦艦、空母から駆逐艦、掃海艇まであらゆる艦艇に装備された万能機関砲。海の他に陸でも使用されました。当時の超有名な対空砲のひとつなんですが、私は知りませんでした。
戦後も使用され続けて、ここの説明には1996年時点でカナダの新型沿岸警備艇に装備されているとあります。20年経った今でも使っているのかは分かりませぬが、M2機関銃の例もあるしまだ使われている可能性も無きにしろあらず。ていうか海上保安庁の巡視船が現在も使ってますし、カナダでもその可能性はありますね。

砲架が特殊だそうで、空母HMCSボナベンチャーの対空砲に装備されていた時のものです。HMCSボナベンチャー退役後は西ドイツのカナダ軍ラー基地の対空砲に転用されました。
ラー基地閉鎖後はマニトバ州シロ基地のカナダ軍火砲博物館に収蔵され、1996年からここに貸し出しているとのこと。



ここにもマネキンが。



弾。
そろそろ気づいてきたと思いますが、ここやたらと火砲が展示してあります。もうここが火砲博物館って感じです。こんなに置いてあるところも中々ないんじゃないかなって思います。



Mk33 50口径3インチ速射砲 Mk 33 3" 50caribre gun。
対空/対水上両用砲です。戦後に配備が開始され、カナダ海軍には朝鮮戦争中にトライバル級駆逐艦に装備されました。
砲架は速射砲が現役だった頃に訓練のために西海岸艦隊学校(はいふりだ...)で使用され、1995年学校の廃校後にここに移設されて展示されるようになりました。
ちなみにこの艦隊学校はビクトリアにあって、今はロイヤルローズ大学になっています。またそのうち行くことになります。



裏はこうなっています。



2ポンド(40mm)ポンポン砲 2pdr Pom-Pom gun。ポンポンという音を立てて発射するからポンポン砲。これも有名。
第二次世界大戦時のイギリスの対空砲です。単装、連装、4連装、8連装で発動機艇から戦艦まで全てのイギリス艦艇に装備されました。強力で濃密な弾幕を張れるのでイギリス意外にも導入されました。日本でもライセンス生産してたらしいよ?
ただし射程は短いし弾はよくジャムるしで、あまり長い間対空砲の主力に座り続けることはできなかった模様。
展示されているポンポン砲はトロントに保存されている駆逐艦HMCSハイダに装備されていたものです。



ビッカーズ3インチ(76.2mm)70口径連装砲 Vickers 3", 70 calibre gun mounting。
カナダ海軍駆逐艦レスティゴーシュ級の主武装として搭載するため1950年代に導入。元々イギリスで開発されていたんですが、弾詰まりが起きやすくて整備も面倒という英国面を持っていたため、カナダ人技師が修正して導入しました。



コルブス対抗装置 Corvus countermeasure system。コルブスチャフ発射管とも。
76.2mmロケットランチャー8発(3-3-2発)で構成される防御装置です。発射管にはチャフが入っていて、対艦ミサイルに対して防御します。
この発射管は1997年にビクトリアのスクラップヤードから引き揚げてきたものとのこと。



シールドミサイル防御装置 Shield missile defence system。
レーダー/赤外線追尾対艦ミサイルを逸らすためにチャフとIRフレアを発射する防御装置です。
昔はミサイルでミサイルを撃ち落とすようなことは離れ業だったそうなので、チャフやフレアでミサイルの目を潰して弾道を逸らそうとしたという感じです。現代では古典的手法ですが信頼性はあるので今でもチャフやフレアは使われています。



4インチ(102mm)速射砲Mk.XVIとMk.XIX連装砲砲架 4" Q/F Mk. XVI on Twin Mk. XIX mounting。
戦艦、巡洋艦、駆逐艦、スプール艦、フリゲート、対空補助艇に装備されていた連装速射砲。カナダではトライバル級駆逐艦4隻(HMCSハイダ、HMCSヒューロン、HMCSイロコイ、HMCSアサバスカン)に装備されていました。
砲塔内での手動操作の他に遠隔操作も出来ます。
これもビクトリアの艦隊学校で教育用に使われていましたが、学校閉鎖後はビクトリアのエスクイモルト海軍・軍事博物館に収蔵されました。で、1996年にここに貸し出されました。



21インチMk.IXホワイトヘッド式魚雷 21" Mk. IX Whithead torpedo。
ホワイトヘッド魚雷って何?って感じですが、今に通ずる魚雷の祖です。
1870年代、オーストリア政府と契約していたロバート・ホワイトヘッドというイギリス人技師が開発しました。なんでオーストリアやねん海無いやん。・・・昔は海に面する所まで領土持ってたということですかね(調べない

魚雷は水中を進んで艦艇の土手っ腹にドカンといく兵器です。艦砲だと中々喫水線下に穴を開けられないんですが、魚雷なら一発でドカンといって船内に浸水を起こせるのです。水中だと爆発の衝撃波の密度が濃いので破壊力も水上のそれより大きいですし。
あとは、大口径の大砲はバカみたいにデカさにクソみたいな重さなので戦艦クラスでないと積めないですが、魚雷だと小型ボートでも積めます。戦艦クラスの破壊力をボートに収められるんですから経済的です。魚雷艇で戦艦を沈められたらその費用対効果は絶大なのです。まあ実際そううまく事は運ばないわけですが。
日本海軍があんなに魚雷フェチだったのも、列強と比べて主力艦を制限されていた中で列強と張り合うには魚雷で一撃必殺を狙うんや!という部分があったとかなかったとか。



こっちは18インチ航空魚雷。
名前通り飛行機に魚雷を抱えさせて敵艦の近くでぶっ放して使います。この魚雷の運び屋を雷撃機とか攻撃機とか言うんですね。
魚雷というのは進むのが遅い遅いなので海戦で雷撃戦を行う距離でも割と簡単に避けられてしまいます。そこでもっと命中しやすいよう飛行機に敵艦の手前まで運んでもらおうってことで雷撃機が生み出されたんですな。
これはイギリスのソードフィッシュ雷撃機に装備されていた航空魚雷です。艦船に積む魚雷と較べて短いのが航空魚雷なのです。ソードフィッシュというのは複葉の雷撃機で、話すと長くなりそうなんで今回は省略。



無人標的機ビンディケーター Vindicator。急にハイテクなものが。
カナダで設計・開発された標的機で、カナダ軍とアメリカ軍へ向けて600機以上が製造されているとか。カナダ軍ではCU-162の型式で使われています。
UAVはよく分からないのであまり書くことないです。



艦内の食堂で食事を摂る水兵、という場面。
食堂は艦内の中でも広い空間を持つ部屋でもあるので、食事に使わない時は寝床として利用されていました。ベッドみたいな上等なものは無くてハンモックをぶら下げて寝ていました。部屋のあちこちにハンモックを吊るすフックが備わっているのですよ。これもまたいずれ・・・。



嫌い・・・もとい機雷。
第二次世界大戦時の機雷には主に接触、磁性、聴音を感知して爆発するものがあります。
これはイギリスのMk XVIIインフルエンス機雷で聴音感知機雷でした。見た目は接触機雷なんですけどね。

こんな感じで海軍館はおしまいです。他にも艦船模型もあるんで楽しいと思いますよん。とにかく充実の展示でした。


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北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その46 【2015/07/08~18】

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2015年7月17日(金)16時26分
アルバータ州カルガリー カルガリー軍事博物館
博物館も4回目。今回でおしまいですよ。
貴重な空軍成分ということで戦闘機の模型をば。こういう軍事系博物館ってヒマな学芸員が勤務中に作ったんじゃない?と思える飛行機模型が展示ケースにズラズラっと並べられているって場合が必ずあるんですが、ここはこれくらいしか見当たらなかったです。
右の翼端が赤いのがデ・ハビランドのバンパイア、奥のプロペラ機がノースアメリカンP-51ムスタング、そして左のクソデカイ白いのがアブロカナダCF-105アローです。どれも戦後カナダで運用されていた戦闘機です。
この3機はどれも同じ縮尺なのでCF-105の異様なデカさがお分かりになると思います。F-15やSu-27よりも大型で、たぶん戦闘機としては世界最大級の大きさを持つはずです(最大離陸重量はF-15とほど同等でSu-27よりもやや軽い)。

CF-105は北極を経由してアメリカへ向かうソ連の爆撃機を撃墜するための迎撃戦闘機として開発が始められましたが、なんやかんやで開発は試作機が作られただけで中止になり幻の戦闘機となったのでした。仮に制式配備されても現在のCF-18に置き換えられたと思うんでどっち道そんなに長生きしなかったとは思いますが。
なお5機造られた試作機は全機解体されてしまっていて現存機無し。部品の一部だけが各地に散り散りになりながら残っている・・・という状態です。トロントに1機原寸大モックアップがあるという話ですが、それが収蔵されている博物館はやっているのかいないのかよく分からないです。
試作機止まりの幻の戦闘機、仮に配備されれば世界有数の性能を有する(とされる)、現存機無し、というのは何だか日本の艦上戦闘機「烈風」に似たような境遇を持っています。
そういう悲劇的な過去を持っているからか、カナダ人はCF-105を好きみたいで、軍用機を置いてあるカナダの博物館には必ず何らかのCF-105の展示が置いてあります。何箇所か訪れましたが今のところ百発百中全ての博物館で見ました。



77mm野砲。
第一次世界大戦でドイツが使っていた直接援護用の火砲。
1917年ビミーリッジの戦いでカナダ人がこれを何門か鹵獲してそのままドイツ相手に使った模様。
そのまま本国までかっぱらってきたやつの生き残りってことですかね。



連合軍の軍馬、ジープ。もう説明不要でしょう(手抜き
これは出目金ジープなので戦後のモデルだと思います。出目金はブサイクかなぁって・・・。



今際の兵士のマネキン。



ジオラマの小道具に使われるシャーマン。・・・本当に贅沢な使い方するよな。
市街戦の場面ですかね?



チャーチルかな?
館内展示はこれで終了。また屋外に出て、最初に見なかったどうでもいい兵器たちを回収していきます。



17ポンド対戦車砲。おなじみイギリスの76mm対戦車砲です。
効率的な移動のためにクルセイダー巡航戦車に牽引されて運用されてたこともあったとか。それでも効率悪いからか知りませんが、これを戦車に載っけたのがシャーマン・ファイアフライです。



6ポンド対戦車砲。17ポンド砲の前任でこちらは57mm砲。ここでいうポンドとは砲弾の重さを表していますぞ。
1942年アフリカで使用し始めましたが、ドイツのクソ硬い重戦車には敵わずあっという間に陳腐化、1943年にソッコーで17ポンド砲に置き換えられます。それでも比較的機動力があったのでその後20年間以上使われたそうな。



野砲は丘の上にあるので丘から戦車を見下ろすことが出来ます。
台座にまだ空きがありますし用地もまだまだ残っているのでやろうと思えばまだ増やせますね。こういう拡張性の余裕は、日本のこの手の博物館(軍事系に限らず鉄道系などの)には皆無なので羨ましいです。



少し離れた位置にも装甲車があるので見ていきます。



解説がないのでアレですが、リンクス装甲偵察車のようです。
概説はすでにしたので省略。



M113装甲兵員輸送車 M113 armoured personal carrier。
1960年アメリカで制式化された装甲車です。ベトナム戦争世代の車両で、起伏の激しいベトナムの土地では「戦場のタクシー」と呼ばれるほど大活躍だったそうな。
NATO諸国を中心に輸出もバカスカ行われた結果、生産数は8万両超えというおびただしい数字に。
もちろんカナダ陸軍でも使われました。通常の兵員輸送車の他に地対空ミサイルを装備した車両もいたようで。
1966年に導入され、後に延命工事を受けて現在も300両弱が現役。2020年辺りまで使う気でいるらしいです。



M113の派生型、M113A2 TUA。TUAはTOW Under Armourの頭文字で、TOW対戦車ミサイルを搭載した車両です。パッと見ビームでも撃ちそうな形をしていますがね。
TOW対戦ミサイルは、戦車を潰すにはコレ!というくらい歩兵、車両、航空機とあらゆる場面で普及してるんだそうですが、まあ知りませんでしたね。



こっちはドーザー付きのM113。
そういえばここに置いてある装甲車、どれも履帯に市街地走行用のゴムパッドが付いているんですけど、まさか自走できるのかしら?



個人的に収穫だったと思うのがこのT-72戦車。ソ連が開発した戦車ですね。こんなのも置いてあるのかと興奮しました。始めて見ましたよ。
ソ連が1972年に制式化した戦車でして、ソ連を始めとした東側陣営の主力装備でした。
低い車高と丸い砲塔が好きなんですが、湾岸戦争ではアメリカのM1戦車とイギリスのチャレンジャー戦車にフルボッコにされていいとこナシでしたとさ。
さて、西側だったカナダになんでT-72がいるのかというと、1990年の東西ドイツ統一後に旧東ドイツ所属だった10両のT-72が性能評価のためにかっぱらってきたようでございます。そして評価試験後に使いみちの無くなったT-72は博物館送りにされたということです。残りの9台もまだカナダのどこかにいるかもしれませんぞ?(オタワでそれっぽい1台を確認済み)
東ドイツの車両だったのに砂漠迷彩なの?と思いましたが、元々深緑色だったのを塗り替えていたようです。



後方から。
当ててくださいと言わんばかりの燃料タンクが目を引きますね。車高が低いので車外に燃料を搭載する他無かったそうな。これは生存性に少なからず影響を与えたとか。



正面から。主砲がこっちを睨んでいる・・・。このアングルはかっこいいです。
125mm滑空砲というのがT-72のウリのひとつだったんですが、M1やチャレンジャーと比べてもそんなに優位でもなかったらしい。



HMCSヒューロンのスクリュー。
DDG-281 HMCSヒューロンはイロコイ級ミサイル駆逐艦の2番艦で、1972年就役、2005年退役の軍艦です。退役後は2007年に標的艦としてバンクーバー島近海で沈められました。
そのHMCSヒューロンから取ってきたスクリューです。英語だとプロペラと言うので言い間違いに注意です。20世紀の海軍の機関室要員達へ捧げるために建造された記念碑、と説明されています。
あんまり子細に観察しませんでしたが、可変ピッチスクリューだそうです。

これで見るものは全て見終えました。前に書いたとおり、展示物全てを見る時間が無かったので、まあまた機会があれば(たぶん無いと思うけど)ゆっくり見てみたいと思います。実機展示を見るだけでも楽しめると思いますよ。



この後カルガリーのダウンタウンに戻って両親を拾い、カルガリー空港近くのホテルにチェックイン。
ホテルの近くにあるChop Steakhouseで最後の晩餐。思えばステーキばっか食ってますが、何回食べても飽きないし美味しいですぞ。やはり肉が美味い国です。

これでこの日は終了。翌日はついに最終日です。


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今年もソドー島の鉄道を撮る 前編【2016/7/24】

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一応前回からの続きになってますけど、読まなくても大丈夫よ。
前日に泊めさせてもらった磐田にあるぞーなハウスで迎えた次の日の2016年7月24日の朝。
この日は朝からソドー島・・・もとい大井川鉄道へ。今年もあの青いアイツを見に来たのだ(2年ぶり3度目)。

ド定番の川根温泉ふれあいの泉にある第一橋梁から撮影することにしました。
SLが来るまで電車で練習。最初は16000系の千頭行き。混雑すると立ち客が死ぬ電車。掴まるところがないので立ち客にとっては苦痛の乗車時間です。元々そういう設計ではないんで残当っちゃそうなんですが。



7200系の金谷行き。元はTOKYOの通勤電車だっただけに混雑にはめっぽう強いですが、SL乗りに来た観光客には座席が少ないと不評。そらそうよ。私は好きですが。
これの持ち味は1両で運転できることなんですが、なぜかやらないので、まあなんだ持て余してんじゃないの?って感じです。
E31形電気機関車といいこれといいこの時期に購入した車両って、使えるか分からないけどとりあえず買っておいた、みたいなケース多いですね。本当は私の知るに及ばない素敵な算段があるのかもしれませんが。
とはいえ7200系そのものは好きなので、永く活躍してほしいです。



21001系の急行千頭行き。ものの30分で電車全てを抑えることが出来ました。
電車3形式の中では一番使いやすいともっぱらのウワサなので、まだ当面の間現役に留まると思います。



!?
なんだあいつは・・・。



去年からトーマスとともに大井川鉄道へ出向してきたジェームス。たまにジェームズと書かれてる。
去年の運転時はカナダ人やってて見れなかったんで、今日が初めてということになります。
もうもうと黒い煙を上げてますが、トーマスの劇中だと白い煙を上げているので黒いと何だか事故りそうだとか不穏な空気を感じます・・・。



編成はジェームス、電気機関車、座席客車4両、お座敷車2両、展望車1両。
ジェームスの客車はオレンジじゃないですが、展望車・お座敷車を連結することでトーマスに負けない見栄えを保っています。というか支線運用でアニーとクララベルを牽くことが多いトーマスと違って、ジェームスは本線で茶色い急行客車を牽いてるイメージなのでこれはこれで全然アリです。



ジェームス。赤いぞ。トーマスよりも見た目の収まりがいい感じがしていいですね。
そういえばトーマスと入れ替わりでC56が姿を消しましたが、どこいったんでしょうね(すっとぼけ



動いているSL見ると無性に乗りたくなってきますな。



その後は車で大井川を北上して塩郷の吊り橋へ。ここでトーマスを上から狙います。
それと今年は人面バスことバーディが登場してそれが所々トーマスと並走しながら走るのですが、その並走地点がこの塩郷の吊り橋辺りということでここを選びましたぞ。
塩郷に向かっている途中でジェームスが見えました。無理せずとも簡単に追いつけますね。



この吊橋を歩くのも何年振りってくらいに久々です。



16000系の金谷行き。



こんな風に大井川を背景にトーマスとバーディが並走するはずやで。
背景が川っていうかほとんど砂利だけど。



そして青いアイツが来ました!
その少し前にバーディが先行して道路を走ってきましたが、路肩で停車してトーマスを待つというあんまり見てはいけないものを見ました。一応、どっちが先に着くか競争しているって設定だったような?
トーマスがカーブに差し掛かる辺りでバーディも再発進します。が、



あっ(察し)
オレンジのデミオがトーマスと並走してるじゃん。お前じゃねぇよ。
デミオがトーマスの速度に合わせて走るお陰で道路は詰まってバーディは遥か後方を走る羽目に・・・。



並走大失敗。
まあこうなることもあるよな、と思いつつこのデミオは後でダム湖に沈めておきました(



ポンty・・・もといバーディ。
この後、トーマスとバーティを追うべく千頭へと向かいます。


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今年もソドー島の鉄道を撮る 中編【2016/7/24】

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千頭駅に着きました。ちなみに途中で下泉駅でぼけっとベンチに座っていたいぶき君を拉致任意同行しています。
このエアロスター乗って寸又峡温泉行ってみたいですね。あの狭い道をどう攻めるのか・・・。



千頭駅にバーティが停まっていたので撮影。
中古の小型バス日野ポンチョを赤く塗ってお面を取り付けた簡単工作。
元ネタはフロントエンジン配置なのでボンネットが見えているんですが(運転席がめりこんでいるので箱型に見えるけども)、そこに目を瞑れば丸っこいポンチョということもあってまあ似てないってことはない、と言う感じです。
来年はハロルドを飛ばしてトーマスを追いながら遊覧飛行とかいいと思うんですけど、どうでしょう?



ドンドコ太鼓を叩いている横にある井川線のスハフ7。休憩所として使われています。
元オープンカーの「かわかぜ号」という観光用車両でした。塗装は水色に塗られていましたが、原型に復元されました。窓は改造されたままです。
車内の内張りは所々新品に置き換えられているような気もしましたが本当のところは分からないです。



cト100g・・・もといいたずら貨車。機関車たちにいたずらするかと思ったらよく自爆もしてるよく分からん貨車です。
元ネタは黒塗りの2軸無蓋車なので、大鉄のトーマス軍団の中でも一二を争う再現度です。
他にいじわる貨車もいますがこちらは有蓋車なので微妙に異なるキャラです。井川線には有蓋車もいるし、出そうと思えば出せますね。

ラスティの遊覧列車の演出として横に置かれているだけで、乗ることはできなかった模様。乗ったらいたずらされるからね、仕方ないね。



千頭駅構内に入場して、トーマス大集合を撮影。トーマスとジェームスはもちろん、ヒロとパーシーも並んでいます。
これは壮観、ここ本当はイギリスなんじゃないか?と思うほどの力の入れようです。
そしてこれだけの事やっても激パでないのもいいですね。人はたくさんいるんですけどね、平和なんですな。



遠くからも撮影。強い並びだ。



黒SLこと普通のSL急行も到着しました。C11形190号機です。実家のような安心感。



車を停めた駐車場に戻るべく再び駅の外へ。
大鉄バスの三菱ふそうエアロバス。見れる時には見れるバス。



踏切を渡る時にちょうど井川線の列車がやって来ました。
ラック式鉄道に切り換えてから25周年のヘッドマークが掲げられていました。



機関車は復刻塗装のDD20形3号機でした。赤ってすぐに退色するから手入れが大変そうね・・・。
車に戻った後は、奥大井湖上駅にある接岨湖へ向かいます。降水量不足でダム湖の水位が下がっていたため、水没した井川線の旧線が出現したとのウワサが出ていたので、それを見に行くことにしました。



が、この道である。またこれか。
道に迷ったよ、これ。轍はまだ残っているけど半分死んでる道だよ。寸又峡~接阻峡を移動する地元民くらいしか使わないんだろうな。



こんな経路やで。
県道388号線を通って行くのが定石なんですが、間違えて県道77号線に乗ってしまったんですね。
引き返そうと思ったんですが、そういえば途中に横道があったよね、あそこから抜けられるんじゃないの?と地図を見てみたら抜けられるんですね。行くわけですね。
で、この道だったんですな・・・。狭い道で車のすれ違いはムリです。たぶん元々は千頭から接阻峡へ向かう道路の旧道だった道だと思います。



ただしこの道路のいいところは、時々絶景が拝めるところ。このように井川線のラックレール区間が一望できます。これは素直にすごい。
わざわざお立ち台が整備されている箇所が3つあり、にわかに信じがたいですが昔は観光客も通行していた道だったようです。勘弁してくれよな。



はい絶景。
長島ダムを上から見られます。いやはやこんなところがあるとは・・・。



ほい絶景。
長島ダムを横から眺めます。



運命の分かれ道、みたいな。右が正解です。
面白かったですがまた行こうとは思いませんね。

今日はここまで。


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今年もソドー島の鉄道を撮る 後編【2016/7/24】

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狭い道を通り抜けてどうにかこうにかで奥大井湖上駅に繋がる遊歩道の入口まで来ました。此処から先は歩いていきます。駅へ直接乗り込むには歩いていくしか無いのです・・・。



遊歩道というか山道を少々歩いて(尾根を歩くのは気持ちよかった)接岨湖の上に架かるレインボーブリッジの端っこまで来ました。ここのレインボーブリッジの方がお台場のアレよりも先に建設されたんだぞ、と起源を主張しているのは有名な話。



背中を振り向けば22号隧道が。
このトンネルを抜けた先で旧線と合流するはずです。



ちょうどいい頃合いに列車が来ました。せっかくなので撮影していくことに。
団体客が降車していたのか、やけに停車が長かったです。



こんな感じで。よく見るとさっき千頭駅の踏切で見た編成でした。
それにしてもよくこんな立派な橋を架けたよなと月並みな言葉が出ました。走ってる列車に対して不釣り合い。今こんな工事するよ!って言っても出来なさそう。



駅に着きました。実はここに降り立つのは初めてです。
これだけ見るとごく普通の無人駅って感じもしますね。遠くから見ないとここの迫力は中々伝わらないのかもしれないです。



風が呼んでいるの姉妹サイトみたいな名前の風の忘れものという鐘。何十年も忘れられっぱなし。はよ取りに来い。



カップル向けのアトラクションもありました。こんなところ誰が来るんや・・・って思いましたけど、そこそこ鍵が掛けられていました。



ポケモンジム。
本当はロッジか何かだったかな?



で、本来の目的の廃線跡観察。まずはホームから見えるところから。
これは廃橋。駅からよく見える上に目立つ構造物なので、割りと井川線旧線の中でも有名。



駅ホームの千頭側の端っこまで来ました。ココらへんがウワサの水位が下がっていつもは見えないものが見えるところです。
右手から橋を渡って蛇行しながら旧22号隧道へと向かう路盤が分かります。



そういえばZeBonくんは前にもここに来たことがあると言っていたのを思い出して、なんか写真でもありそうと家探ししてみたらドンピシャでありましたね。これは今年の1月に撮られた写真です。
実は水位が下がっていると言ってもたいしたことないやろ~と思っていたんですが、これ見たらガッツリ下がっていましたね。この写真よりも水位が上がる日もあるんだそうで。



奥の旧22号隧道。
坑口や路盤がはっきりと視認できます。隧道は中にも入れそうです。よく見ると軌道もまるまる残っています。なんで剥がさなかったんや?



比較用のZBSデータベースの写真。ほとんど水没してますね・・・。



ダム湖の萌えポイントは、湖面へ沈んでいく道路だと思うんですけど、どうでしょうか?
これはちょうどヘアピンカーブになっているところで沈んでいるのでポイント高めです。

と、こんな感じです。いいものが見られました。
この後は新金谷駅まで戻ります。



新金谷に着きました。最近置かれたというSLポスト。なかなかいい雰囲気で。
ここで、実はトーマスに乗っていたいぶき君とぞーなさんを回収。



最後にウワサの14系客車を見ていたところでカメラのバッテリーが切れて終戦。
島田のさわやかでハンバーグ食べて帰りました。おしまい。

北米project 3 ~Encouragement of Canadian Rockies. その47 【2015/07/08~18】

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2015年7月18日(土)11時24分
アルバータ州カルガリー 遺産公園歴史村
7月8日から長々と続けてきた北米P3も今日で残念ながら最終日。両親は早々に日本へ帰ってしまいますが、私の帰りの飛行機は17時とまだまだ余裕があります。
そこで、ホテルをチェックアウトして両親を空港でおろして別れを告げた後、私は一人カルガリー市街地へと戻ってそのまま通り過ぎて、ダウンタウンの南側の近郊にある「遺産公園歴史村 Heritage Park Historical Village」というよさげなテーマパークへ。この和訳はどうも頭が悪い感じに聞こえますが、他にどうしようもない感じもするしで、アレです。素直にヘリテージパークと書いた方がいいかも。
どんな施設なのかを一言で表せば、カナダ版の博物館明治村というのが一番しっくり来ます。敷地は約51万㎡、保存されているアトラクションと展示物は約180個となっています。その上時代はおよそ1860~1950年代ごろを設定していて明治村とおおよそ同様、さらに蒸気機関車や路面電車、蒸気船なども動態保存されていて、おいおい本当に明治村だなって感じです。

カルガリーのダウンタウンでもLRTやバスを見たかったということもあり、滞在時間は2時間でした。
しかしまあ、時間が全然足りませんでした。建物全部を回ることは出来ませんでしたね。1日余裕で滞在できる施設です。

で、この建物はカナディアンパシフィック鉄道(CP)のカルガリー駅の駅舎だった建物です。1893年に建てられました。
ここの地方特有の砂岩で建築され、屋根の隅棟に張り出した窓がやはりこの地方特有の建築様式とのことです。
CPのことにも少し触れられていて、1885年の大西洋~太平洋横断鉄道の建設完了以降、観光業に参入して一流ホテルの開業や内陸部や公海での蒸気船の運行をしたり、大陸西部での農業事業の基盤作りのために拓殖企業を運営して酪農業や灌漑の指導をしたりと、まあ手広くやっていたようです。
これ行く行くは自分ちの鉄道で物資輸送させるための算段でしょうからね。需要がある所に鉄道を敷くのでなく鉄道を敷いた所に需要を作るという発想です。



まあ全部を見て回れないだろうなというのは初めから気づいていたので、見たいものを優先的に見ていきます。というわけで最初に見に行ったのは蒸気機関車です。
先述したとおり、ここでは蒸気機関車が動態保存されていて来園者のアトラクションとして使われています。列車だけでなく関連施設も保存されているのがここの良いところ。
これはミッドナポール駅 Midnapore station。カルガリーの南にあったCPの駅で1910年に建てられました。旅客の待合室の他に貨物の保管所、事務室も備えた複合施設の駅でした。
この駅のある土地は元々フィッシュクリーク(魚川)だったのですが、ここの郵便局長がインドのミッドナポール宛の手紙を見つけたのがきっかけで地名の名前を変えたといいます。なんだそりゃ・・・。
ミッドナポール駅は、カルガリーとフォートマクラウドを結ぶ路線の途中駅の1つとして1912年に開業しましたが、戦争だなんだで乗客が伸びず、1918年にソッコーで廃止されます。諦め早すぎぃ!その後CPは1964年に駅舎を寄贈しますが、売値は1ドルだった模様。
室内を見ている余裕はなかったぞい・・・。



建物がギュウギュウに詰まっているかというとそういうわけではなく、芝生の広場もあります。普通にピクニックとかにも良さそうなんですよね。



蒸気機関車を見つけたので近づいてみます。ちょうど駅に停車しているところでした。



というわけで蒸気機関車列車です。客車は3両編成で内2両は木造オープンデッキ、ダブルルーフ客車とよさみのある代物。
機関車はなんだか日本でも走っていそうな大きさで、カナダにしては小ぢんまりとしています。やっぱりこのくらいのほうが維持しやすいのかな?



CP2023蒸気機関車。
日本のテンダー機並の大きさ(C11にテンダーをくっつけたみたいな大きさ?)をしているんで親しみが湧きやすい機体なんですが、動輪を見てみると0-6-0(C)配置。この大きさで先輪と従輪がないという親しみもクソもない見たことのない配置でした。
いやいや、本線用機関車でこれは無いでしょ、入換用じゃあるまいし・・・と思ったところで、もしやこいつって入換機(スイッチャー)なのでは?と疑りに入って調べたところ、マジで入換機でした。マジか、この規模でか。末期の9600形じゃあるまいし。

なおこの機体の番号CP2023は架空の番号で、そもそもこの機体がCPに所属したことは無いという経歴詐称カマです・・・。
本当は1944年1月にリマ・ロコモーティブ・ワークスがアメリカ陸軍向けに製造した機体(S/N 8140)で、USAX4076号機としてバンクーバーの操車場で入換をしていたと言われています。そして色々あって現在はここにいるということです。
CP2023の他にもここにはCP2024がいて、やはり経歴詐称車。この番号になった根拠は、U-2-a形の未使用の番号を割り当てたから、とのこと。このU-2-a形は恐らくこのCP2023/2024と同系列の機関車だった可能性が高いです。



モリッシー,ファーニー&マイケル鉄道 Morrissey, Fernie & Michel Railway; MF&M62号客車。
客車についてはよく分からないです。乗ってみれば車内に経歴の書かれた解説もあったやもしれませんが・・・。
木造、ダブルルーフ、オープンデッキ、台枠トラスバーと、アメリカン全開の客車で非常に好ましいです。窓も天地方向が大きくて車窓が良さそうですね。
MF&MはBC州東部にあった炭坑鉄道です。カナディアンパシフィックとアメリカのグレートノーザン鉄道と接続していて、採掘してきた石炭を輸送していました。貨物列車の他に炭鉱の町ファーニーから炭坑まで坑夫を輸送するための列車も運行していて、それに使われていたのがこの客車なのではないかなぁと踏んでいます(確証はない)。



MF&M63号客車。同型車ですね。
乗ってみたかったぞい・・・。



3両目はカナディアンナショナル鉄道の15097号客車。
これだけ鋼製でシングルルーフで全長も長い。ややよさみに欠けますが、窓ガラスを取り払ったオープンカーなのが魅力。それと地味にセミクロスシート車になっているんですけど、もしかして元々は近郊輸送客車とかそういうの?(いわゆるコミューターコーチは実際に存在していた)



時刻表は黒板で手書きしていくスタイル。味がありますね。
現役時の本数は、こんな書き方で済む程度の本数だったってことでお察し。
なおここの線路は鉄道模型よろしく環状に敷かれています。大抵は折り返し運転をするところが多い中で、これって意外と贅沢な土地の使い方をしていると思いますよ。



列車がもうすぐ発車なので、駅から離れて沿線撮りすることにします。さっき書いたとおり意外と開けているので撮りやすいのです。
場所を決めあぐねている間にも来てしまいました。



これはV。
スイッチャーと言えども機体が大きいので迫力は十分です。



ちょっとカッコつけた撮り方を。



列車が行ったところで、少し鉄道から離れて。
園内には遊園地もあります。遊具も骨董品ばかりを集めたような内容になっていましてね。よく揃えたもんだと。
これはみんな大好き空中ブランコで、なんと1920年製。しかも独フリッツクライス社製のワンオフ遊具。出力は7.5馬力。
1984年に寄贈されて4年後に復元、以来ここで子供たちを回し続けています。よく維持し続けているよなと思います。



19世紀カナダの町並み。こうもテンプレじみた町並みなのかと思うほど頭の中の町並みと合致します。あと道が広い。



(一応)馬車に乗っている人々。牧歌的だ。19世紀の格好で訪れたらめちゃくちゃ楽しいだろうな。

今日はここまで。これも結構長引くと思うのでみなさんもそのつもりで・・・。


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