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Channel: 黒鉄重工
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本州制覇の旅〜山陰project〜 その10

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出雲大社を後にして、一畑電車の出雲大社前駅まで戻ってきました。後で見るつもりだったデハニ50形電車を見学します。
デハニ50形は1928年の北松江線開業時に登場した車両で、2009年まで現役だったとても息の長い車両でした。その後、映画「RAILWAYS」での撮影が最後の舞台となり引退しました。
そのうちの52号が出雲大社駅で保存されているほか、53号が雲州平田駅で体験運転用に活用されています。



外装は鋼製ですが内装は木製の半鋼製車体です。ロングシートは一度お座敷者に改造されたので撤去されていましたが映画撮影の際に再設置されたそうです。



運転台。昔の車両らしく非常にシンプルなレイアウトになっています。昔は計器すらなかったと思います。
日本最古級の電車を謳っているデハニ50ですが、動態保存の動きもあるようです。古典電車の動態保存というのはなかなか例がないのでぜひ実現してほしい所です。



デハニ50を見た後は、出雲大社とは反対方向に道を進んで国鉄大社駅を目指します。
出雲大社駅からは少し離れたところにあるんですね・・・。



歩いて10〜15分くらいで国鉄大社駅に着きました。
大社駅の駅舎は1924年に建築されたもので、出雲大社をイメージした大きく風格のあるものになっています。現在は国重要文化財になっています。



出雲大社への参拝路線ということで、臨時改札の数も大都会並み。



室内も重厚な作りになっていて、現役時にはさぞ活気のあったことと思います。



天井は2階まで届く吹き抜けになっています。



窓口も大きいです。マネキンがちょっと不気味w



運賃表。東京から福岡まで掲示されているあたりさすがです。
東京まで10000円で行けるのか。思ってたよりしないな。



こちらは時刻表。かつては東京や大阪への直通もあったとのことですが末期には線内折り返しだけだったようです。
今だったらキハ120が行ったり来たりしてるんでしょうな。



窓口の中はというと・・・ん?
地元の方たちが何かに活用してるっぽいですね。



駅舎だけでなくホームも保存(放置?)されています。



板張りされていますがここにも改札がありました。こちらは普通の出札口かな?



やや放置気味なこともあって構内は当時の様子をよくとどめています。



3番線にはD51 774が保存されています。元々は参道に保存されていたようです。
ちょっとくたびれてきてるのでそろそろお手入れをば。連結器が銀色に塗装されているということはお召機だったのか?



1番線から見るとこんな感じ。後ろに客車の1両でもつなげてれば今にも動き出しそうという感じがしてだいぶ絵になるんだけどなぁ。
機関車はたくさん保存されているけど客車を保存してある例は少ないから・・・。



再び表に出てきまして屋根を見てみます。
亀の瓦。どういう意図で付けたんだろうか。



駅舎ということで機関車の動輪が刻まれた瓦。こちらは割と有名ですな。


その11へ→


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